【おの桜つづみ回廊撮影体験記】逆さ桜が綺麗にみる事が出来る3つの条件解説!

菜の花を入れずに「逆さ桜」だけを撮って見ました。代わりに青い空には雲が見えてきました。撮影スポット

兵庫県にある「おの桜つづみ回廊」では、田んぼに張られた水面に桜が綺麗にリフレクションしていることで有名な場所です。ほとんどの人がこの「逆さ桜」をひと目見ようと訪れています。いつでも綺麗な「逆さ桜」が見れる訳ではありませんでした。初めてこの場所に出掛けた日は見る事ができませんでした。どうしても本当にこの「逆さ桜」が見る事が出来るのか?……….見たいと思って綺麗に見える条件を調べてみて見ました。

「逆さ桜」が見えた3つの条件とは?

  • 天気の良い日
  • 風のない時
  • 早朝時

天気の日だけではダメでした。この3つの条件が揃った時には鏡に映ったような「逆さ桜」を見る事が出来ました。

綺麗に見えた光景

あしあと
あしあと

朝7時前、天気予報を確認して風のない時に出掛けて見ました。

逆さ桜の様子
「おの桜つづみ回廊」で見えた「逆さ桜」が綺麗に見えた光景。加古川の堤防沿いに続く桜並木が、水を張っていた水面に綺麗にリフレクションされていた景色。

「逆さ桜」が綺麗に見えた光景

カメラの設定値
  • ISO 100
  • F 9
  • シャッタースピード 1/400s
  • 焦点距離 70mm
この写真の詳細について
  • 少しの風があっても水面が揺れてしまうために、風が止んだ時にシャッターを切ってみた
  • 余計なものを入れないように構図を作ってみた
  • より季節感が出るように手前にあった菜の花を入れてみた
菜の花を入れずに撮ってみると…
菜の花を入れずに「逆さ桜」だけを撮って見ました。代わりに青い空には雲が見えてきました。

ISO 100 F9 SS1/100 24mm

菜の花を入れずに撮っていると変わりに雲が出てきました
構図を少し変えてみると田んぼが写ってしまいます
菜の花を多めに入れようとすると田んぼが映り込んでしまいました。比較写真。

田んぼが映り込んでしまいました

余計なものは入れないように構図を決めたほうがいいですね

見れなかった時の光景

あしあと
あしあと

とても良い天気だったのですが、時折風が吹いていました。また、夜に雨が降っていたこともありこのような光景が広がっていました。

田んぼの水は濁っていました
前日に雨が降っていた事と、風が吹いていたために、田んぼの水は濁っていました。リフレクションは見えませんでした。

田んぼの水は濁ってしまっていました

カメラの設定値
  • ISO 100
  • F 5
  • シャッタースピード 1/1000s
  • 焦点距離 58mm
この写真の詳細について
  • 青空には白い雲が浮かんでいたのですが、風があり、田んぼの水面は前日の雨で濁ってしまって、とてもリフレクションできる状態ではありませんでした
菜の花を使って見ました
濁った水面を隠すために、菜の花を画面左に入れて見ました。青い空と白い雲が広がって桜並木が続いています。

ISO 100 F 7.1 SS1/640s 70mm

菜の花を使って水面を隠してみることにしました
風が吹くと水面は揺れてしまいます
わずかな風でも水面は揺れてしまいます。参考画像。

少しの風でも水面は揺れています

綺麗にリフレクション出来ていても、少しの風が吹くと水面は揺れてしまいます。カメラを構えて風が止まる瞬間を待って見ましょう!まるで鏡に写っているかのような光景を見る事が出来ますよ!
あしあと
あしあと

今回、使用した機材はSONYα7R IIIにレンズはSONY24-70mm F2.8

 

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おの桜つづみ回廊で見る事が出来た桜の写真

「逆さ桜」を見るために来ている方が多いのですが、約4kmに及ぶ桜並木が続いています。

桜の木
天気の良い日に桜の木を撮って見ました。青い空の下にピンク色の桜が広がっています。

ISO 100 F 7.1 SS 1/500s 38mm

ボケ感を使って見ました
手前の桜をぼかして奥に続く桜を撮ってみました。

ISO 100 F2.8 SS1/4000s 70mm

桜の花
おの桜つづみの桜の花だけを撮って見ました、周りの桜をボカして撮りたい桜の花にピントを合わせています。天気が良かったので桜の花には太陽の光に照らされた桜が明るく見えました。

ISO 100 F 4 SS1/1250s 44mm

天気が良い日
天気が良かったので、青空に浮かぶ白い雲と桜の木を画角に入れて撮って見ました。

ISO100 F7.1 SS1/1250S 70mm

太陽の光を使って桜の花びらを透かせて見ました
太陽の光を使って桜の花びらを透かせてみます。桜の枝と枝の間に咲いている桜を見つけて、太陽の光を入れて咲かせて見ました。

ISO100 F5.6 SS1/1250s 70mm

早咲きの桜は散り初めていました
桜並木の桜。地面には桜が散り初めた花びらが見え初めていました。

ISO100 F4 SS1/640s 44mm

真っ赤な傘を見つけました
真っ赤な傘を見つけたのでこの傘を画面中央に配置して手前の桜をボカして桜並木を撮って見ました。

ISOP100 F2.8 SS1/4000s 70mm

この写真は全てAモードで撮影しています。天気がよく十分な光はあったので、ISO100にして、F値だけを自分で決めて、後はカメラにシャッタースピードを決めて頂いております。明るい天気の良い日には設定もややこしくないので、ゆっくりと花を見ながら写真を撮る事が出来ますね!

 

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「逆さ桜」が生まれた出来事

「逆さ桜」が映し出す田んぼ
「逆さ桜」が映し出す一面だけの田んぼの様子。

ISO100 F9 SS1/400s 24mm

早朝に出掛けた時に地元のカメラマンの方とお話をさせて頂きました。この「逆さ桜」は加古川の堤防沿いに約4キロに渡って続いている場所になります。今から16〜17前にこの加古川の川の水が堤防を越えてこの周辺に流れ出してきたそうです。その時はすでに「葉桜」になっていたそうですが、一面に「葉桜」のリフレクションが広がって、それは美しい光景だったそうです。「満開の桜を映し出したら!」と考えたこの田んぼの持ち主さんが、6〜7年前からこの田んぼだけに水を張って満開の「逆さ桜」を初めてくれたそうです。きっと当時は大変な苦労をされたと思いますが、今では美しい光景を残してくれることになりました。

「おの桜つづみ回廊」へのアクセス

      おの桜つづみ回廊
住所〒675-1368  兵庫県小野市住永町
駐車場 おの桜つづみ回廊臨時駐車場 あり

臨時駐車場は朝8時からですが、「逆さ桜」は8時前の早朝に出掛ける必要があるのですが、臨時駐車場は空いていません。「新大河橋」にある第二駐車場(臨時駐車場に比べると小さい駐車場があります。約50台くらい停めることができるそうです)を利用してみて下さい。「逆さ桜」が見える田んぼもこちらの駐車場からの方が近いです!

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まとめ

加古川の堤防
加古川の堤防沿いに約4キロに渡って広がる桜並木の様子。

加古川の堤防に咲く桜並木

2日間に渡ってこの場所に行き、「逆さ桜」を見る事が出来ました。初めて出掛けた時には全くと言ってほど、リフレクションされていなくて、この「逆さ桜」を見に来ていた人達も「全然違うやん!」と帰って行く人ばかりでしたが、「ここまで来たら実際にほんまかどうか見てみたいー!」と思うようになってきました。帰ってからちょっと調べて早朝に出掛けて見ましたが、この光景を見た瞬間、写真を撮るよりもまず、見惚れてしまいました。早朝であるにも関わらず、カメラを手にした人たちがほとんどで、その中で数人のカメラマンの高齢者の方たちと話をしながらこの場所についていろいろ教えて頂きました。実際に目の前に広がる「逆さ桜」をたくさんの人に見て欲しいなと思います。ちょっと早起きして出掛けて美しい「逆さ桜」を見てみて下さい!

あしあと
あしあと

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!

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