【NDフィルター1000撮影体験記】海面を滑らかにして目では見えない幻想的な光景を撮影する方法!

NDフィルター1000カメラアイテム

NDフィルター1000を使った撮影体験記

あしあとあしあと

NDフィルター1000とは、シャッタースピードを遅くしたい時にレンズから入ってくる光の量を減らすことができる減光フィルターのことです。

NDフィルターには色んな番号があり、減光する量が変わってきます。

ND32光の量を1/32に減光出来る
ND64光の量を1/64に減光出来る
ND500光の量を1/500に減光出来る
ND1000光の量を1/1000に減光出来る

番号が大きくなるほど光を減光することが出来、シャッタースピードを遅くすることが出来ます。

シャッタースピード×NDフィルター〇〇=○秒と計算します。

この記事でご紹介しているNDフィルター1000を使うと以下のような写真が撮れます。

NDフィルター1000を使って夕暮れ時の海を撮影しました。波が滑らかになり夕陽が波に反射して目では見れない光景が見る事が出来ました。

ND1000装着 ISO100 F14 ss30s 40mm

NDフィルター1000を装着することで、海の波を滑らかにして空の光を水面に反射させて、目では見ることができな幻想的な光景を撮影することが出来ます。
あしあと
あしあと

上記のように色んな種類がありますから、必要に応じて変えていきます。

 

今回はND1000を使ってみました!
NDフィルター1000

NDフィルター1000

このように真っ暗なフィルターです
NDフィルタ−1000は真っ暗です。

NDフィルタ−1000は真っ暗です

あしあと
あしあと

NDフィルターは分かりやすく言えばサングラスのようなものです。

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NDフィルターを使って撮影するときの4つの手順

  1. 三脚にカメラをセットする
  2. NDフィルター1000をカメラにセットする
  3. カメラの数値設定を行う
  4. セルフタイマー機能を使って撮影する

手順①三脚にカメラをセットする

NDフィルターを使って海面をなだらかに見せる幻想的な写真に仕上げるための撮影方法では、シャッタースピードを遅くして撮影するため、カメラを固定する三脚が必須となります。

三脚を使用しないとブレてしまうので、絶対に必要な道具となります。

シャッタースピードを遅くするので必ず三脚が必要になってきます。
三脚にカメラをセットしましょう。足場がぐらつかない場所を見つけてください。

足場がぐらつかないようにセットして下さい

三脚固定は足場がぐらつかない場所を見つけて固定して下さい。風が強い日などは三脚ごと飛ばされそうになってしまいます。出来れば風が止むのを待ってセットするか、風を避けられる場所を探しましょう。

②NDフィルター1000をカメラにセットする

三脚でカメラを固定したら、NDフィルターをレンズに装着します。

このとき、フィルターに指紋や汚れ、ほこりなどがつかないように気をつけてください。

ND1000装着するとサングラスをかけているような感じで見えます
NDフィルター1000をつけるとサングラスをかけて見ているような見えかたになります。

カメラレンズにND1000をつけるとこのような見え方になります

③カメラの数値設定を行う

おすすめの設定を説明します
  • Mモードに設定する
  • ISOは三脚があるので低くめに設定する
  • F値は上げる
  • 波を滑らかにしたいのでシャッタースピードは30秒程度にする
  • カメラの手ブレ機能をオフにする
ここでシャッターが切れるようにセットしましょう
それではNDフィルターを使用して撮影した実際の写真とそのときのカメラ設定値をご紹介します。

撮影例①NDフィルターを装着してシャッタースピード1秒で撮影した写真

ND1000を装着してシャッタースピード1秒間で撮影。波が滑らかになりました。

NDフィルター装着、三脚撮影

設定
  • ISO100
  • F7.0
  • ss1s
  • 焦点距離75mm
  • 三脚使用

撮影例②NDフィルターを装着しシャッタースピード10秒で撮影した写真

ND1000を装着してシャッタースピード10秒で撮影した波の様子は目では見ることはできない写真になりました。

目では見ることが出来ない光景の写真が撮れました

設定
  • ISO100
  • F18
  • ss10s
  • 焦点距離75mm
  • 三脚使用

④セルフタイマー機能を使って撮影する

  • カメラに余計な振動を伝えないためにレリーズを使ってシャッターを切る
  • レリーズがない時はセルフタイマー機能を使う

今回はレリーズを持っていないのでセルフタイマー機能を使って見ました。

今回はこのSONYα7IIIのカメラで設定をお伝えさせて頂きます。

赤枠のマークがセルフタイマーになります
セルフタイマー設定画像。赤枠がセルフタイマーボタンになります。

赤枠がセルフタイマーボタンになります。

セルフタイマーの起動ボタン(上記画像の赤丸部分)を押して下さい。

するとドライブモードに切り替わり、以下のような画面になります。

ドライブモードになると、このような画面になります
セルフタイマーモード設定画像。ドライブモードに変わります。

ドライブモードに変わります

ドライブモードに変わり、上から1枚撮影、連続撮影、セルフタイマーモードになるのでモード変更を行います
セルフタイマー設定画面。赤枠の上下のダイヤルの部分を押して調整します。

上下にある赤枠のダイヤルを回さずに押していきます

赤枠のダイヤルは回さずに押すようにして下さい
セルフタイマー説明画像。ダイヤルボタンを3つ下げてセルフタイマーに設定します。

セルフタイマーが設定出来ました

画面では2秒にセットされていますがこの秒は変更することが出来ます
セルフタイマー機能設定画面。秒の設定変更方法について。

赤枠の矢印で変更します

セルフタイマー設定画像。赤枠がセルフタイマーボタンになります。

このダイヤルを押して秒の変更をします

タイマーの秒変更はこの赤枠で行って下さい。

セルフタイマー説明画像。秒の変更が出来ました。

秒の変更を行います

10秒設定にしてしまうと10秒間待っていないといけないので自分にあった秒を設定して下さい。

設定した秒の後、シャッターを切ってくれます。

カメラや三脚を動かさないように気をつけて下さい。

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ND装着時と装着なしの比較

NDフィルター装着なし シャッタースピード1/500sで撮った1枚です。
NDフィルター装着しないで海を撮って見ました。波が荒立っている様子が撮影出来ました。

NDなし ISO125 F13 ss1/500s 40mm

NDフィルター装着あり シャッタースピード30sで撮った1枚です。
NDフィルターを装着した状態で撮影した夕暮れ時の海の写真。波が滑らかになって太陽が水面に反射しているのが分かります。

NDあり ISO100 F22 ss30s 33mm

NDフィルターを装着する事でシャッタースピードを遅くし、波を滑らかにする事が出来ました。海面が滑らかになった事で太陽の光を水面に反射する事ができアクセントにもなりました。
手持ちでNDフィルターなしの時の写真
手持ち、NDフィルターなしの場合の時の様子。目で見る事が出来る光景です。

目で見るのと同じ光景です

設定
  • ISO100
  • F14
  • ss1/125s
  • 焦点距離75mm
  • 手持ち
NDフィルターを装着せずにシャッタースピードを遅くしてみた写真
NDフィルターを付けずにシャッタースピード25sに設定して撮って見ましたが、白飛びして何も分からない写真になりました。

真っ白になりました

設定
  • ISO100
  • F20
  • ss25s
  • 焦点距離75mm
  • 三脚使用

明るい昼間の撮影ではNDフィルターを装着するか設定を変えないとこのような写真になってしまいました。

あしあと
あしあと

手持ち撮影だけではなくNDフィルターを使うといつもの海も違って見えますよ。

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まとめ

実際に使う前は「NDフィルターは使いこなすのは難しそう!」と思っていましたが、昼間でも長秒露光撮影が出来る事が不思議で、また違った景色の写真が初心者だった私でも簡単に撮れることに驚きでした。NDフィルターというと「滝写真」と思っていましたが、海だけではなく、雲の様子など色んなシーンで活躍してくれます。今回、ND1000を使って見たのは「計算しやすい」からでした。

NDフィルターを使うことでシャッタースピードを遅くして撮影が出来ます。           例えばND1000を使うのでシャッタースピードを1000倍遅く出来ます。             計算方法はシャッタースピード1/1000s×ND1000=1秒となります。

シーンによってはND16やND32でも十分違った写真が撮れます。

いつも同じ撮影場所ばかりだったので、違った光景が撮る事が出来ました。

1枚は持っていると、きっといつもと違った写真撮影ができます。

あしあと
あしあと

目では見えない写真を撮ることも楽しいです。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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