Aモード設定(絞り優先モード)がお勧めなわけ
![あしあと](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_0992.jpg)
一眼レフカメラを買ったばかりの初心者さんが最初に覚えてほしいのがAモード設定での撮影方法です。
Aモード設定はF値を変えるだけで後はカメラが自動で最適なISOとシャッタースピードを設定してくれます。
- ボケ感のある写真が撮れる
- 明るさを調整する事ができる
![あしあと](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_0992.jpg)
まず、被写体を探してシャッターを切ってみよう!
F値を変えることによって、ISOやシャッタースピードが変わってきます。
Aモード撮影で初心者が覚えるべき3つの設定解説
- F値
- ISO
- シャッタースピード
F値(絞り)について
F値を大きくすればレンズから入ってくる光の量は少なくなり暗くなってボケ感も少なくなってきます。(全体的にピントがあってくる)
F値を小さくすればレンズから入ってくる光の量が多くなり明るくなってボケ感が出やすくなります。
カメラには光の量を調整できる絞り羽根があり、この絞り羽根が開いたり、閉じたりして光の量を調整しています。
![愛用のSONYα7IIIの絞りの状態](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_1114.jpg)
絞り羽根
F値と焦点距離だけを同じにして撮影して見ました。違いを比べて見てください。
F2.8で撮影
![同じ場所から同じ被写体を使って撮影して見ましたが、F2.8の設定で撮ると被写体がはっきりと分かります。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC00109.jpg)
F2.8で設定した写真
- F2.8
- ISO100
- ss1/160s
- 焦点距離 28mm
F2.8に絞っているために背景がボケて、何を被写体として強調したいのか分かると思います。写真も全体的に明るくすることが出来ました。
F11で撮影
![F11で撮影した橋と草の写真。F値を大きくした事で全体的にピントがあってしまい、何を被写体にしているのか分からなくなってしまいました。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC00106.jpg)
F11で撮った写真
- F11
- ISO160
- ss1/30s
- 焦点距離28mm
F11まで上げると全体的にピントがあっています。強調したい被写体がある時は何を被写体にしているのか分からなくなっています。
ISOについて
- 明るさを調整してくれる
- 手持ちでシャッタースピードを稼ぎたい時に調整してくれる
メリットしかないと思いますが、デメリットとして、ISOは上げすぎると写真にノイズがでてしまいます。
天気の良い日は明るいのでISOは上げて撮る必要はありませんが、天気の悪い日だったり、夜間の撮影にはこのISOを上げて撮影します。
![夜間の手持ち撮影をしてしまってISOが上がりすぎてしまい、画質にノイズが出てしまっている状態です。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC05297.jpg)
ISO65535まで上がってしまった結果の写真
![ピンクの薔薇があり、夜間に撮影してISOが上がってしまい画質にノイズが出てしまっている状態です。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC02619.jpg)
ISO65535まで上がってしまった薔薇の写真
シャッタースピードについて
このシャッタースピードが上手く設定できていないと手ブレを起こしてしまいます。
![あしあと](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_0992.jpg)
焦点距離よりシャッタースピードが遅くなってしまうと手ブレしてしまいます。
![シャッタースピードと焦点距離が合わずに手ブレ・ピンボケしてしまった風景写真。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC01157.jpg)
設定 ss1s 焦点距離75mm
![朝日の様子を焦点距離とシャッタースピードを合わせて撮って見ました。手ブレしていません。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/aee81beb4051947f8b3686149c85391f.jpg)
設定 ss1/80s 焦点距離75mm
スポンサーリンク
Aモード設定・お勧め設定方法
Aモード設定にするとカメラがISOを自動で設定してくれます。分かりやすいように焦点距離は70mmで設定してF値だけを変えて違いを見て見ましょう。(AモードなのでISOに関しては設定が自動で変わっていきます。ISOが上がり過ぎないように、設定は確認しましょう)
F2.8の様子
![F2.8の時のレンズの様子。しっかりと広がっています。開放状態です。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_1126.jpg)
開放状態です。
![F2.8に設定をして紫陽花の花を撮って見ました。ボケ感を生かすために手前にあった紫陽花の葉っぱをぼかして真ん中にピンクの紫陽花を入れ、紫陽花の奥にはキラキラした玉ボケを入れて撮る事が出来ました。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/d35f322cdb53871498d4f8d73d6fe008.jpg)
設定 ISO160 F2.8 ss1/500s 焦点距離70mm
- ISO 160
- F2.8
- ss1/500s
- 焦点距離70mm
F7の様子
![F7のレンズの様子](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_1128.jpg)
F7のレンズの様子
![F7で撮影した紫陽花の花。ボケ感はF2.8に比べるとボケてはいません。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/F7.1no.jpg)
設定 ISO160 F7 ss1/100 焦点距離70mm
- ISO160
- F7
- ss1/100s
- 焦点距離70mm
F18の様子
![F18のレンズの様子](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_1130.jpg)
F18のレンズの様子
![F18で撮影した紫陽花の写真。全体的にピントがあっています。パキッとした写真になり同じ紫陽花ですが、ちょっと違った印象に見えました。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/0307cdd3326ab0b7cb4d0cf3846bd4c5.jpg)
設定 ISO1000 F18 ss1/80s 焦点距離70mm
- ISO1000
- F18
- ss1/80s
- 焦点距離70mm
Aモード設定で撮影した設定方法
カメラを楽しむためにAモード設定を生かした撮影方法を紹介します。
![F2.8の設定で菜の花を撮って見ました。背景の葉の花をぼかして全体的に黄色にして見ました。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC06780.jpg)
設定 ISO100 F2.8 ss1/125s 焦点距離75mm
![夕暮れ時のコスモスをF2.8で撮って見ました。逆光で撮影しましたが、花びらが透けて夕日に輝いているコスモスの様子が撮影出来ました。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC02404.jpg)
ISO100 F2.8 ss1/1250s 焦点距離75mm
![枯葉が多い草むらの中で見つけた2本の枯れかけた草をF2.8で撮りました。この2本だけにピントを合わせて後の草をぼかし茶色の背景を作ることが出来ました。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC00967.jpg)
ISO125 F2.8 ss1/80s 焦点距離70mm
![ライトアップされた下に咲いていた真っ赤な紅葉をF2.8で撮影して見ました。ISO4000まで上がってしまいましたが、画質も思っていたほど悪くなっていませんでした。](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/dbe64b71326c39ededf43dafbb921099.jpg)
ISO4000 F2.8 ss1/50s 焦点距離47mm
スポンサーリンク
Aモード撮影で困った時のお勧めアイテム
Aモード撮影時、どうしてもシャッタースピードが遅くなってしまい、でも画質のことを考えてISOは上げたくない時はどうしたらいいのでしょうか?
そんな時に必要になってくるのが三脚です。
愛用していたManfrotto mini三脚はポケットに入れて持ち運べる三脚になります。
レンズやカメラが大きくなってしまうと支えられなくなりますが、愛用カメラではちゃんと支えてくれました。ほとんど手持ちが多かったので、ちょっと使いたい時には丁度良い三脚でした。
SONYα7IIIとTAMRON28-75mmnに装着していた様子
![Manfrotto mini三脚](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_0369.jpg)
Manfrotto mini三脚
三脚撮影の良さが分かってきたら、いい三脚を持って出掛ける事をお勧めします。
いずれ撮影時には必ず必要になってきますよ。
![](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/09/DSC04418-160x90.jpg)
まとめ
一眼レフカメラを始めた人は必ず、設定に悩むことがあります。
私は、一年たった今でも悩んでしまいます。
ISO,F値、シャッタースピードが本当によく分からず、設定によっては「何でこんなにシャッターが切れない?」と悩んでいた時がありました。初期の時は、カメラが壊れたのかと思ったくらいです。
何よりボツ写真の山が少しずつ減ってきました。
色んな設定が分かってくると、撮影の幅が広がります。
![あしあと](https://ashiatophotos.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_0992.jpg)
今ではカメラとレンズと三脚を持って出掛けています。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。
コメント