ライトアップされた明石海峡大橋を幻想的に撮影するためのポイント3選【一眼レフ版】

レインボーカラーにライトアップされた明石海峡大橋の光を波にもリフレクションさせてみました。撮影スポット

ライトアップされた明石海峡大橋を幻想的に撮影している写真

明石海峡大橋は広範囲の地域で見ることができます。

特に夜景撮影ではライトアップされた美しい橋の様子が見ることができます。

ネットにはライトアップされた明石海峡大橋を幻想的に撮影した写真がたくさん投稿されています。

ライトアップされた明石海峡大橋

ライトアップされた明石海峡大橋

これらの写真を一眼レフカメラを使って再現できる撮影方法を詳しく解説していきます。

色んな場所から見る光景や撮影方法によっても違って見える明石海峡大橋の様子を撮影してみたので紹介していきます。

長秒露光撮影することで船と飛行機の光跡を一緒に撮る事ができます
レインボーカラーではありませんが、ライトアップされた明石海峡大橋の下には船と空には飛行機の光跡を一緒に撮ることができました。

ISO400 F16 SS30s 33mm

撮影する場所によってライトアップされた明石海峡大橋の全長を撮る事ができます
レインボーカラーにライトアップされている明石海峡大橋の全長を撮ってみた写真です。船が通るタイミングを狙って船の光跡を一緒に撮る事ができました。

ISO100 F16 SS30s 42mm

レインボーカラーにライトアップされたタイミングを待って撮れた明石海峡大橋
レインボーカラーにライトアップされた明石海峡大橋の様子。長秒露光撮影をすることで水面も滑らかになって水面にもレインボーカラーが映し出す事ができました。

ISO100 F14 SS30s 48mm

再現方法①海面にレインボーカラーを反射させる

以下の写真のように、明石海峡大橋のレインボーライトアップを海面に反射させた写真は一眼レフでどのように再現したらいいのでしょうか?

このような技法を「リフレクション」と言います。

レインボーカラーを反射させてみました
レインボーカラーにライトアップされた明石海峡大橋の光を海面に反射させてみました。

ライトアップのレイボーカラーを海面にも反射(リフレクション)させるとこができました

撮影したカメラの設定
  • ISO 320
  • F 16
  • SS 30s
  • 焦点距離 47mm
あしあと
あしあと
  • 長秒露光撮影をする
  • ISOを上げすぎないように明るさを調節する
  • F値は絞ってレンズから入ってくる光を少なくしましょう
  • シャッタースピードを長くするためにF値を絞って時間をかけて光を取り入れていきましょう
  • 焦点距離はなるべく写したい光景だけが画角に入るために調節していきます

レインボーカラーにライトアップされるタイミング

明石海峡大橋のライトアップスケジュールはこちら

夜の明石海峡大橋のライトアップにはきちんとした意味があります。

船に時間を知らせるためにライトアップの様子も変わっていきます。

1番の見所はなんと言っても1時間に5分だけ現れるレインボーカラーです。

シャッタースピードを30秒間開けっぱなしにして撮影すると、1枚撮る時間は約1分間かかってしまいます。

頑張っても5枚撮れれば良し!としましょう。

5分間の間に船が来るのか?

飛行機がタイミング良く飛んでくれるのか?

派手な光を放って走る車、色んな光跡が見えるタイミングを待ってみましょう!

5分間を狙って長秒露光で光を取り入れて撮影する方法をお勧めしたいです。

明石海峡大橋のライトアッププログラムの詳細
ライトアッププログラムの看板を見つけました。ライトアップには色んな意味がありました。

ライトアッププログラム

あしあと
あしあと

レインボーカラーにライトアップされている時間はとても短く感じます。撮り逃したらまた1時間待たないといけませんが、次こそは!と思うと待ってしまうんですが…。待っている間に色んな構図を試し撮りをしながら待っているのも楽しいです!

再現方法②長秒露光

以下の写真のようにライトアップされた光源を幻想的に表現するにはどうしたらいいのでしょうか?

ライトアップ光源を幻想的に撮影した写真(明石海峡大橋)

ライトアップ光源を幻想的に撮影した写真(明石海峡大橋)

この写真を再現するには、光を取り込んで撮影をする長秒露光撮影をします。

長秒露光撮影は、カメラのシャッタースピードを遅くするため、三脚が必要になってきます。
長秒露光するメリット
  • 三脚を使うことでISOを上げなくてよい(画質が悪くならない)
  • シャッタースピードを遅くすることで、光を十分取り入れる事ができる
  • 暗い場所でも明るく撮ることができる
長秒露光するデメリット
  • 1枚の写真を撮る時間が長い
  • 暗い場所が多いので三脚をしっかりと固定できる場所を探す
  • 三脚を使わない時にはカメラを固定できる場所を探してみましょう
長秒露光撮影した明石海峡大橋
レインボーカラーではありませんが、ライトアップされた明石海峡大橋の下には船と空には飛行機の光跡を一緒に撮ることができました。

ISO400 F16 SS30s 33mm

撮影したカメラの設定
  • ISO 400
  • F 16
  • SS 30s
  • 焦点距離 33mm
  • 三脚撮影時、手ブレを防ぐためにレリーズを使ってシャッターを押すか?セルフタイマー機能を使ってみましょう。手ブレ防止機能をOFFにしておきましょう。
あしあと
あしあと

明石海峡大橋のライトアップはたくさんの光が輝いています。その光をシャッタースピードを遅くすることで(この設定値では30秒間開いている状態)、たくさんの光を取り込むことができます。この30秒間の間に明石海峡大橋の橋の下にはライトが光っていた船が、空には飛行機が飛んでいたために、船の光も飛行機の光も一緒に撮影することができました。

失敗写真例・長秒露光撮影しない場合の明石海峡大橋
夜景の明石海峡大橋の様子。Aモード設定で撮影したために光も十分に取り込むことができません。車の軌跡は所々しか写せませんでした。

Aモードで撮影した一枚

撮影したカメラの設定
  • ISO 12800
  • F 2.8
  • SS1/8s
  • 焦点距離 29mm
あしあと
あしあと

 

  • ISOを上げすぎてしまっているためにザラザラした写真になってしまいました。もっと滑らかにするためにはISOを下げてる必要があります。三脚を使うのでISOは上げなくても大丈夫です。
  • シャッタースピードをもっと遅くしないと、十分に光を取り入れることはできず、船の光跡も写すことができませんでした。シャッタースピードを遅く遅くする必要があります。(そのためには三脚が必要になってきます)
  • F値を絞って少しずつゆっくりと光を取り込んでいく必要があります。F値を解放(この写真の場合はF2.8)にしてしまうとたくさんの光を取り込んでしまうので、その状態でシャッタースピードを遅く遅くしてしまうと真っ白になってしまいます。なのでF値は絞っていきます。

ライトアップされた明石海峡大橋を綺麗に撮影できるおすすめスポット3選

  1. 舞子公園
  2. 淡路サービスエリア(下り)
  3. 淡路サービスエリア(上り)
おすすめの撮影スポット

おすすめの撮影スポット①舞子公園

明石海峡大橋を間近で見ることができる場所になります。

少し歩くと色んな角度から見ることができます。

船と飛行機の軌跡を一緒に撮る事ができました
夜の明石海峡大橋。橋の上に飛行機が飛んでいたので、飛行機の軌跡を橋の上に入れて長秒露光撮影してみた写真。

明石海峡大橋の上空に飛行機が飛んでいた軌跡を一緒に撮ってみました

撮影したカメラの設定
  • ISO 200
  • F 14
  • SS30s
  • 焦点距離 33mm
あしあと
あしあと

明石海峡大橋の上空に飛行機が飛んでいたので、飛行機の軌跡をアクセントに撮ってみました。

船の軌跡
夜の明石海峡大橋。橋の真下に船が走っていたので船の軌跡を長秒露光撮影してみました。

明石海峡大橋と真下を走る船の軌跡

撮影したカメラの設定
  • ISO 320
  • F 16
  • SS30s
  • 焦点距離 33mm
あしあと
あしあと

明石海峡大橋の下には大きな船が走っています。ちょうど大型のフェリーが走っていたので、長秒露光撮影で船の軌跡をアクセントに撮ってみました。

夢レンズからみた明石海峡大橋
夜の明石海峡大橋。舞子公園内にある夢レンズからみる橋の様子。

舞子公園内にある夢レンズからみた橋の様子

撮影したカメラの設定
  • ISO 100
  • F 16
  • SS30s
  • 焦点距離 32mm
あしあと
あしあと

舞子公園内にある夢レンズから明石海峡大橋を撮影してみました。

明石海峡大橋の真下から見た橋の様子
夜の明石海峡大橋。舞子公園内を歩くと色んな場所から橋を見ることができます。橋の真下に立って撮ってみました。

明石海峡大橋の真下から見上げてみた橋の様子

撮影したカメラの設定
  • ISO 500
  • F 16
  • SS30s
  • 焦点距離 24mm
あしあと
あしあと

舞子公園を歩いて見ると色んな角度から明石海峡大橋を見ることができます。橋の真下から見上げてみた様子を撮ってみました。

舞子公園の詳細はこちら

おすすめの撮影スポット②淡路サービスエリア(下り)

淡路島からみる明石海峡大橋の様子
淡路SA下りからみる昼間の明石海峡大橋の様子。天気のいい日だったので青い海と青い空に囲まれて見える橋の下には船が浮かんでいます。

昼間の様子

撮影したカメラの設定
  • ISO 100
  • F 11
  • SS1/500s
  • 焦点距離 100mm
あしあと
あしあと

昼間の明石海峡大橋は夜の様子と違って穏やかな顔をしたように見える橋でした。

夜の様子
淡路SA下りからみた夜の明石海峡大橋の様子。レインボーカラーに光っていた時に長秒露光撮影したのでレインボーカラーがはっきりと写真に写すことができました。

夜の様子

撮影したカメラの設定
  • ISO 320
  • F 16
  • SS30s
  • 焦点距離 37mm
あしあと
あしあと

少し距離があるので橋全体を写すことができました。1時間に一度、5分間だけレインボーカラーに光るので1時間待って撮ってみました。

船の軌跡をアクセントにしてみた
明石海峡大橋の全長をレインボーカラーに光った瞬間を狙ってみました。大きな船が走っていたのでしっかりした光の船の軌跡を一緒にアクセントとして撮ることができました。

船の軌跡の光をアクセントとして写真に入れてみました

撮影したカメラの設定
  • ISO 100
  • F 16
  • SS30s
  • 焦点距離 42mm
あしあと
あしあと

レインボーカラーに光っていた時に、ちょうど大きな船が走っていました。大きな船だったのでしっかりした光の軌跡を撮ることができました。

淡路サービスエリア(下り)

おすすめの撮影スポット③淡路サービスエリア(上り)

レインボーカラーに光っている橋の様子
淡路SAからみたレインボーカラーに光っている明石海峡大橋の夜の様子。

レインボーカラーの橋の様子

撮影したカメラの設定
  • ISO 100
  • F 16
  • SS30s
  • 焦点距離 56mm
あしあと
あしあと

1時間待ってレインボーカラーに光る時間の5分間に特に大きな船も、空に飛行機も飛んでいない時はアクセンントがなくシンプルです。

淡路SA(下り)にある観覧車が見えました
淡路SA(上り)からみた淡路SA(下り)の場所にある観覧車とカラフルにライトアップされたハートライトゲートの様子。

淡路(上り)にあるハートライトゲートみた淡路(下り)の様子

撮影したカメラの設定
  • ISO 160
  • F 16
  • SS30s
  • 焦点距離 39mm
あしあと
あしあと

この場所には恋人の聖地として知られているモニュメントがあり、ライトアップが綺麗に見えます。この場所から明石海峡大橋を撮っていました。

撮影できるのはこんな場所です
淡路SA(上り)にある恋人の聖地の様子。

恋人の聖地

この上りのサービスエリアは下りのサービスエリアに比べて高い場所から明石海峡大橋を見ることができます。

サービスエリアは上りと下りは繋がっているので、どちらからみても橋の全長を見ることができます。

今回の撮影で使用した機材

あしあと
あしあと

今回頑張ってくれた機材は、SONYα7R IIISONY24-70mm F2.8のレンズです。そして長秒露光撮影では欠かせない三脚SLIKシステムカーボン74 WOH 4段

おすすめしたい新レンズ
おすすめ三脚

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感想

明石海峡大橋のライトアップは時間によって光の色が変わっていきます。

特に1時間に5分間だけ光るレインボーカラーの様子はなんとも言えない美しい光が見る事ができます。

5分間しかないために長秒露光撮影をすると数枚しか撮る事ができません。

今度はしっかりと構図を決めて、画面いっぱいに船や飛行機の軌跡を撮ってみるのもいいかなぁと思っています。

あしあと
あしあと

今度はバルブ撮影してみよう!と思っている…がどうなるのか?

さいごに、ライトアップされた明石海峡大橋での撮影のコツをまとめて終わりたいと思います。

  • ライトアップされた明石海峡大橋の全長を撮ってみるのか?なるべく近づいて迫力ある光景を撮ってみるのか?を事前に決める
  • 船や飛行機の光跡も一緒に撮る事ができる場所を探してみることもお勧め
  • レインボーカラーにライトアップされる時間帯を待つ
撮影する場所によってライトアップされた明石海峡大橋の全長を撮る事ができます
レインボーカラーにライトアップされている明石海峡大橋の全長を撮ってみた写真です。船が通るタイミングを狙って船の光跡を一緒に撮る事ができました。

ISO100 F16 SS30s 42mm

撮影したカメラの設定
  • ISO 100
  • F 16
  • SS 30s
  • 焦点距離 42mm
あしあと
あしあと
  • レインボーカラーにライトアップされた明石海峡大橋の全長を撮ってみました
  • レインボーカラーにライトアップされた5分間の間に船が通ってくれたので船の光跡を入れて撮る事ができました
  • 飛行機が飛ぶタイミングが合わなかった代わりに電灯の光を一緒にアクセントとして撮ってみました

 

ライトアップされた明石海峡大橋のライトアップされた様子の全体を写すのか?一部を切り取ってみるのか?少し場所を変えてみるだけで色んな角度からライトアップされた光景を探してみましょう。

レインボーカラーにライトアップされたタイミングを待って撮れた明石海峡大橋
レインボーカラーにライトアップされた明石海峡大橋の様子。長秒露光撮影をすることで水面も滑らかになって水面にもレインボーカラーが映し出す事ができました。

ISO100 F14 SS30s 48mm

撮影したカメラの設定
  • ISO 100
  • F 14
  • SS 30s
  • 焦点距離 48mm
あしあと
あしあと

ライトアップされた明石海峡大橋のタイミングを待って撮ってみました。ちょうど船が明石海峡大橋の下を走っていたので船の光跡も撮る事ができました。

ライトアップされた明石海峡大橋の橋の上にカラフルな車が走っていました
レインボーカラーにはライトアップされていませんが、明石海峡大橋の上を派手なトラックが走っていた光跡を一緒に撮る事ができました。

ISO160 F16 SS30s 37mm

撮影したカメラの設定
  • ISO 160
  • F 16
  • SS 30s
  • 焦点距離 37mm
あしあと
あしあと

明石海峡大橋の上は道路になっているので色んな車が走っています。ちょっと派手目なトラックが色鮮やかに走っていたので、このトラックの光跡を入れて撮ってみました。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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