「写真を撮り続けたら上達する!」という格言は本当なのか?実際に1年間の成果を検証してみた!

カメラアドバイスのサムネイルカメラアイテム

カメラ上級者が口を揃えて教えてくれた上達方法とは?

「写真を撮り続けたら上達するよ!」

カメラ上級者の方や写真家の人たちに上達方法を尋ねると必ずこの言葉が返ってきます。

ひたすらに写真を撮り続けることが1番の上達方法らしく、その言葉を信じて1年間カメラを持って写真を撮り続けてみました。1年間、写真を撮り続けてみて、失敗を繰り返して気付いてきたことがたくさんありました。どのような改善が出来たかを紹介してみたいと思います。

現在使っているレンズはこちら
カメラを始めたばかりの頃に撮影した工場夜景写真
カメラを始めたばかりに撮影した工場夜景の写真。工場と工場の下に水面があるのですが、その水面に工場の夜景をリフレクションさせたかったのですが、構図もリフレクションも出来ていません。

工場と水面に工場のリフレクションさせた写真を撮ってみたかったのです

主題工場夜景
副題水面のリフレクション
設定モードAモード
ISOISO 10000
F値F2.8
シャッタースピードss1/8s
焦点距離28mm
撮影方法手持ち撮影
  • 手持ち撮影しかしなかった
  • Aモード設定で昼間も夜間の撮影も出来ると思っていた
  • Mモードがよく分からなかった
カメラを初めて1年経った頃の写真
カメラ撮影を初めて1年が経った時に撮影した工場夜景の写真。工場を主題として、副題には水面に工場の様子をルフレクションさせる事が出来ました。

工場と工場のリフレクション

主題工場夜景
副題水面のリフレクション
設定モードMモード
ISOISO 320
F値F18
シャッタースピードss30s
焦点距離24mm
撮影方法三脚使用撮影
  • Mモード撮影の楽しさを覚えた
  • 三脚を使って撮ることの楽しさを覚えた
  • 色んな設定方法を知っていった
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カメラ上級者が教えてくれた4つのアドバイス

カメラ上級者たちに上達のコツを訊くと4つのアドバイスを教えて頂くことができました。

上級者が教えてくれた4つのアドバイス
  1. 撮った写真は必ず見返してみること
  2. 主題を決めてみる
  3. 副題を見つけること
  4. ピントをあわせよう

アドバイス①撮った写真は必ず見返してみること

見返すことで改善点が分かってくる!

写真を撮らないと上手く撮れているのかも分かりません。撮った写真は時々見返してみると言いそうです。プロの人でも昔の自分の写真を見返して笑ってしまうと言われていました。写真を撮って見返してみると、「なんか違うな…」と思うことが多くありました。

あしあと
あしあと
試してみた練習スタイル方法
  • 週1~2回撮影を1年間続けてみた
  • なるべく近所で練習することで、同じ場所で撮り直しをしてみることができた
  • 色んな人の写真を見て真似してみた
海の向こうの工場夜景の比較写真
カメラを始めた頃の写真

カメラを初めた頃の写真。工場夜景を撮ってみたのですが、設定方法などが分からずに全てAモード設定で撮っていたのでISOが上がってしまい画質が悪くなってしまっています。

工場夜景をAモードで撮っています

設定モードAモード
ISO感度ISO10000
FF2.8
SSss0.1s
露出補正±0
焦点距離28mm
撮影方法手持ち撮影
カメラを初めて1年後の写真

カメラ撮影を初めて1年後の工場夜景の写真。

夜景撮影はMモードの設定で撮ります

設定モードMモード
ISO感度ISO500
FF18
SSss30s
露出補正±0
焦点距離75mm
撮影方法三脚使用撮影
明石海峡大橋の比較写真
カメラを始めた頃の写真

初めて明石海峡大橋を撮った写真。三脚を使わずに手持ちで撮ったためにISOも上がってしまって画質は悪くなってしまいました。

ISOが上がりすぎてしまって画質が悪くなってしまいました

設定モードAモード
ISO感度ISO12800
FF13
SSss1.3s
焦点距離47mm
撮影方法手持ち撮影
カメラを初めて1年後の写真

カメラを初めて一年後に撮った明石海峡大橋の夜の様子。水面にライトアップの様子をリフレクションする事ができました。

三脚を使ってシャッタースピードを調整しました

設定モードMモード
ISO感度ISO200
FF16
SSss30s
焦点距離33mm
撮影方法三脚使用撮影
改善したこと
  • Mモードにして設定値を自分で決めてみた
  • 三脚を使ってみた
  • 撮したいもの以外は撮さないように構図を決めてみた

アドバイス②主題を決めてみる

1番に何を撮りたいのかを決めてみる!

自分が何を撮って、何を表現したいのかを考えます。もっと言えば被写体を決めようということです。被写体という主題を決めましょう。

たくさんのチュリップを撮ってみたい!
花写真の比較写真
カメラを始めた頃の写真

真っ赤な赤やピンク色のチューリップの写真を撮ってみました。カメラを始めた頃は、目に付く光景だけを撮っていたので、記録写真のようになっていました。

これでは普通の写真になってしまいます

設定モードAモード
ISO感度ISO500
FF2.8
SSss1/3200s
露出補正±0
焦点距離75mm
撮影方法手持ち撮影
現在の写真
カメラを初めて1年後の写真

たくさんのチューリップを撮りましたが、地面までカメラを下げてチューリップの下から見上げるようにして撮ってみました。

色んな角度から見てみましょう

設定モードMモード
ISO感度ISO100
FF11
SSss1/50s
露出補正±0
焦点距離32mm
撮影方法手持ち撮影
  • たくさんのチューリップの花を撮りたかったのでF値を上げてみた
  • チューリップの花を違う目線から見てみる
  • この日の天気を入れてみたかった(太陽が見えなかったのが残念だった…)
紅葉の比較写真
カメラを始めた頃の写真

赤く色付いた紅葉の写真。特に赤く染まった部分を選んで撮ってみましたが、記録写真のような写真になっています。

赤く染まった部分を撮ってみた紅葉の写真

設定モードAモード
ISO感度ISO100
FF4.5
SSss1/60s
焦点距離28mm
撮影方法手持ち撮影
カメラを初めて1年後の写真

紅葉の写真。真っ赤に色付いた紅葉の手前に一枚の黄色の紅葉がポツンと木から落ちることなく咲いていました。この黄色の一枚の紅葉を撮ってみました。

黄色い紅葉の葉っぱを撮ってみました

設定モードMモード
ISO感度ISO100
FF2.8
SSss1/50s
焦点距離70mm
撮影方法手持ち撮影
  • 1枚の違った色の紅葉を撮ってみた
  • 背景に紅葉を使ってみた
  • 綺麗な紅葉ではなかったのでボカしてみた

アドバイス③副題を見つけること

副題というアクセントが主題を引き立ててくれるので、被写体を見つけたら次に見つけるべきは副題を見つける事が重要です。
あしあと
あしあと
副題の例としては次のようなものがあります。
  • 光や影をアクセントにしてみる
  • 被写体を生かすために背景をぼかしてみる
太陽の光をアクセントにしてみました!
カメラを初めてみた頃
カメラを始めた頃の写真
設定モードAモード
ISO感度ISO100
FF2.8
SSss1/100s
露出補正±0
焦点距離70mm
撮影方法手持ち撮影
現在の写真
カメラを初めて1年後の写真

ひまわりと青空を撮ってみましたが、太陽の光をひまわりの花びらから光条を出してみることで、ひまわりだけでもアクセントがある写真になりました。

ISO160 F11 SS1/160s 119mm

設定モードMモード
ISO感度ISO160
FF11
SSss1/160s
露出補正±0
焦点距離119mm
撮影方法手持ち撮影
  • 太陽の光をアクセントに使ってみた
  • 太陽の光に光条を出したかったのでF値を絞ってみた
主題を活かすためにボケ感を使ってみよう
カメラを始めた頃
カメラを始めた頃の写真

コスモスをたくさん撮ってみたかったので、全体的にピントを合わせてみました。コスモスの花が霞んでしまってしまいました。

ISO1250 F14 SS1/125s 100mm

設定モードAモード
ISO感度ISO125
FF14
SSss1/125s
露出補正±0
焦点距離100mm
撮影方法手持ち撮影
現在の写真
カメラを初めて1年後の写真

画面中央に1本のコスモスを置き、周りのコスモスの花をボカしてこの1本のコスモスの花を引き立ててみました。

ISO200 F5.6 SS1/1000s 400mm

設定モードMモード
ISO感度ISO200
FF5.6
SSss1/100s
露出補正±0
焦点距離400mm
撮影方法手持ち撮影
  • 主役となるコスモスを探してみた
  • 主役のコスモスを引き立てるために、周りのコスモスの花をボカしてみた
この写真撮影で使ったレンズはこちら

カメラを始めた頃の写真

新緑の滝とまだ青い紅葉の葉っぱを撮ってみましたが、どこにピントが合っているのか分からず、そのためにどこをボカしているのか分かりませんでした。

どこをボカしたいのか分かりません

設定モードAモード
ISO感度ISO160
FF2.8
SSss1/125s
焦点距離100mm
撮影方法手持ち撮影
カメラを初めて1年後の写真

新緑の滝と緑の紅葉の様子。ピントをしっかりと合わせて背景をボカしてみました。

緑の紅葉にピントを合わせて背景をボカしてみました

設定モードMモード
ISO感度ISO500
FF2.8
SSss1/500s
焦点距離70mm
撮影方法手持ち撮影
  • どこをボカしたいのか決めてみた
  • F2.8に設定して撮したい主題にピントを合わせて背景をボカしてみた

アドバイス④ピントをあわせよう

ピントを合わせはAF(オートフォーカス)で、さらにMF(マニアルフォーカス)に切り替えて自分でピントを調節してみよう!
被写体を1番に決めることでその被写体にあう設定が必要になってきます。そこで1番大切なことはピント合わせです。ピントがあっていないと写真が台無しになってしまいますから。
花の写真
カメラを始めた頃の写真

カメラ撮影を始めた頃に撮った花の写真。小さくて黄色の花になりますが、ボケ感を出すことに夢中になってしまいピントがあっていません。

ピントがあっていない花の写真

設定モードAモード
ISO感度ISO12800
FF2.8
SSss1/125s
露出補正±0
焦点距離75mm
撮影方法手持ち撮影
現在の写真
カメラを初めて1年後の写真

スイセンの花の写真を撮ってみました。周りのスイセンの花はボカして自分の決めた撮りたいスイセンだけにピントを合わせてみた写真です。

ISO320 F2.8 SS1/5000s 70mm

設定モードMモード
ISO感度ISO320
FF2.8
SSss1/5000s
露出補正±0
焦点距離70mm
撮影方法手持ち撮影
  • AFである程度ピントを合わせておく
  • さらにMFに切り替えて自分でピントを調節してみる
月の写真
カメラを始めた頃の写真

夜の月の写真を撮ってみましたが、明るく丸くっている様子しか撮ることが出来ませんでした。

丸く光る姿しか見えませんでした

設定モードMモード
ISO感度ISO100
FF18
SSss1/30s
焦点距離70mm
撮影方法手持ち撮影
カメラを初めて1年後の写真

月だけにピントを合わせて撮影しました。月にピントを合わせてみることで月の表面を撮る事が出来ました。

月の表面にピントを合わせてみました

設定モードMモード
ISO感度ISO100
FF18
SSss1/100s
焦点距離400mm
撮影方法三脚撮影
  • 望遠レンズを使ってみた
  • 月の表面にピントを合わせてみた
  • 月は明るいためにシャッタースピードを調整してみた
あしあと
あしあと

カメラを始めた頃はピントが合わないことが事が多く、理由が分からずに悩んでいた時に教えて頂いた上達方法です。

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まとめ

近場を選んで撮影し、家に帰って確認し、また同じ場所へ出掛けるということを繰り返していました。初めから撮影スポットの様な場所に行って撮った写真は一枚もいい写真がなかった…となるのが恐ろしい…。近所で写真を撮りに行っても、100枚を越える写真を撮ってくるので(100枚撮っても気に入った1枚が見つからない事が多くありまた同じ場所へ出掛けます。)データーの整理が大変でした。そんなことを繰り返していくうちに、さっさとシャッターを押し続けるのではなく、ちょっとシャッターを押す前に考える様になりました。ボケ感はこれでいいのか?写したくないものは映っていないか?被写体は何なのか?ただ、設定を変えてシャッターを押し続けるのではなく、この様に少しづつ考えるようになってから大量に発生していたボツ写真が少しずつ減ってきました。色んな場所で撮影していると色んなカメラマンの方たちがいます。ただ、本当にびっくりした事が、私が1時間くらい同じ場所で悩みながら撮影していると、フラッとやってきてほんの数枚を撮って帰っていくカメラマンもたくさんみてきました。翌日、その方のSNSを覗いてみるとすごい写真がアップされていました。親切にアドバイスして頂ける方もいます。ちょっとしたアドバイスを頼りにして、後は自分で試行錯誤しながら写真を撮っています。聞いたところ、プロの人もみんな初めは失敗しながら初めてきたと聞きました。1番大切なことは「続けていくこと!だそうです。この「続けていくこと」で写真が上達してくるそうです。

あしあと
あしあと

色んな人の写真を参考にしながら、今日も写真撮影に出掛けたいと思います!

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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