[兵庫県・砥峰高原ススキの撮影体験記] 壮大なススキの山でお勧めしたい構図選びの2つのポイント!

砥峰高原の入り口にある木の看板撮影スポット

砥峰高原で撮影した写真

ススキが一面に咲き誇っている高原です。ただ、ススキが一面に咲いている高原なのですが、これだけススキが見られる場所は近所を探してもありませんでした。ススキもこれだけ集まって咲いていると迫力が違って見えました。

 撮影日   2021年11月上旬
 撮影場所  兵庫県・砥峰高原
 使用機材  SONYα7R III
 使用レンズ  FE24-70mm F2.8
   使用レンズ  FE100-400 F4.5-5.6
砥峰高原のススキの様子
砥峰高原のススキの様子。太陽が出た瞬間にとれた一枚。丘の上から太陽がちょっとだけ顔を出した瞬間です。太陽の光がススキに当たってススキが煌めいていました。

太陽がチラッと顔を出した瞬間、ススキが光っていました

ISO100 F16 ss1/200mm 39mm

2つの構図を探してみましょう

2つの構図と言ってもススキの高原なので、ススキ以外にもう一つ撮りたいものを決めて、どちらかを主題に、どちらかを副題にすると構図も決めやすくなってくると思います。

  • ススキを主題として副題を探してみること
  • ススキを副題として主題を探してみること

構図探し①一本の木を選んでみた

高原を見渡せる場所から1枚撮ってみました。ここから構図を探して見たところ、一本の木があったのでこの木を使って構図を作って見ました。

赤丸の木を撮ってみる事にしました
広い画角ススキの砥峰高原の様子を全体的に撮ってみました。ただ、何となくパッとしなかったのでここから構図を探していきました。真ん中よりちょっと右側にいい感じの木を見つけたので、この木を主題にして望遠気味にして撮ってみることにしました。

赤丸の木を撮ってみる事にしました

この木を使って構図を作った写真
ススキの高原の中に一本ポツンと立っている木を主題として、手前のススキを前ボケさせて見ました。木の周りにもたくさんのススキがあるのでススキと木の構図で季節感が出た一枚になりました。

ススキと木を探して構図を作って見ました

     この写真のカメラの設定と詳細
 モード   Aモード
 ISO感度   ISO100
 F値   F2.8
 シャッタースピード         ss1/1000s
 焦点距離         70mm
木を主題としてピントを合わせ、副題に手前のススキをF2.8に設定してすることでぼかす事が出来ました。手前のススキをぼかしても木の周りにあるススキの様子はボケていないために季節感が出た一枚になったと思います。また、この日は天気があまり良くなかったのですが、空の様子も一緒に撮ることでこの時の天気の様子も分かる写真が撮ることが出来ました。

構図探し②ススキをたくさん使って見た

高原全体を撮って見ました
広い画角で撮ってみた高原の様子

ISO800 F14 ss1/40s 100mm

左端にある木を選んで見ました
枯れている木ですが秋らしく感じたので、ススキと木だけを撮って見ました。

枯れかれている木とススキが秋らしく感じたのでこの構図を選んで見ました

     この写真のカメラの設定と詳細
 モード   Aモード
 ISO感度   ISO100
 F値   F5.6
 シャッタースピード         ss1/40s
 焦点距離         241mm
一面ススキがある場所に枯れかけている木を見つけたので、ちょっと寂しげではありましたが、秋らしさが出るかと思い、この構図で撮って見ました。望遠レンズを使っていますが、ススキをレンズの目の前まで近づけて、元気のない木にピントを合わせて見ました。ススキが右上から左下に向かって階段の様に見える背景がアクセントになった一枚になりました。

構図探し③ススキと太陽を探して見た

ススキしかないので2つ目の主題にしたい太陽が出るのを待って見ました
ススキの丘と空だけの特にアクセントが写真になってしまいました。何かアクセントが欲しいと空を見ていると太陽が出そうだったのでしばらく待って見ました。

特にアクセントがない写真になってしまいました ISO100 F14 ss1/160s 70mm

太陽を入れて構図を作りました
天気の悪い日だったのですが、太陽が出る瞬間があったのでススキと太陽を撮ってみました。太陽に光条を出してちょうど太陽を半分だけ顔を出している位置までカメラを下げて光条効果を引き出すことが出来ました。

ススキと光条を使ってみた太陽

     この写真のカメラの設定と詳細
 モード   Aモード
 ISO感度   ISO100
 F値   F16
 シャッタースピード         ss1/80s
 焦点距離         70mm
ススキと太陽の2つを使って構図を決めて撮って見ました。太陽にはF値を調節して光条を出して見ました。太陽が出たことでススキにも陽が当たって明るくなってきました。同じ場所で太陽が出るタイミングを待って撮った写真ですが、雰囲気が変わった写真になりました。
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砥峰高原で撮影できる写真紹介

ススキと木を選んで見ました
この砥峰高原にはススキと木がありました。この2つを使って構図を決めて見ました。

ススキと木の構図を作って見ました

     この写真のカメラの設定と詳細
 モード   Aモード
 ISO感度   ISO100
 F値   F14
 シャッタースピード         ss1/125s
 焦点距離         70mm
一本の木とススキを主題、副題として見ました。木もススキもピントを合わせたかったのでこの設定で撮って見ました。天気が悪かったために雲も暗いですが、アクセントになるように木の真ん中当たりがちょっと明るくなったタイミングを狙って撮って見ました。
ススキと光を選んで見ました
ススキと木だけしかなかったために、太陽がちょっと出た瞬間に太陽の光をススキに当たった所を撮って見ました。ススキに太陽の光が当たって綺麗な金色に輝いている様子を撮る事が出来ました。

太陽の光でススキが照らされていました

     この写真のカメラの設定と詳細
 モード   Aモード
 ISO感度   ISO100
 F値   F14
 シャッタースピード         ss1/30s
 焦点距離         70mm
ススキと太陽の光を2つの主題と副題として撮って見ました。並んだ木の先にはススキが広がっていましたが、この場所に雲の切れ間から太陽の光が出た瞬間を狙って見ました。カメラのレンズの側のススキをぼかして陽が当たっている場所にピントを合わせて見ました。
空と高原の曲線を主題と副題にして見ました
写真真ん中に高原の坂の様子を入れて、左には丘の坂を画面上から下に向かって、右には上から下の方に曲線を描くようにススキが咲いている曲線を撮って見ました。画面の中央にはほぼ真っ直ぐな丘の上に木が真っ直ぐに立っています。

曲線を活かしてみた高原の様子

     この写真のカメラの設定と詳細
 モード   Aモード
 ISO感度   ISO100
 F値   F11
 シャッタースピード         ss1/60s
 焦点距離         100mm
高原の曲線を選んでススキを撮って見ました。丘の曲線とススキの咲き方が曲線に見える所を探し、画面真ん中には木が真っ直ぐに並んで立っていました。2分割構図を意識して、曲線と空で構図を作って見ました。
ススキと空を使って構図を決めて見ました
ススキと天気が悪かったのですが、雲の様子を撮って見ました。空にある分厚い雲の上には太陽があるのが分かる空でした。暗い部分の雲と薄い部分の雲の上からは太陽に照らされて雲が明るくなっていました。秋らしい様子の雲と秋のススキが撮れました。

3分の1構図にして空とススキの高原の様子を撮って見ました

     この写真のカメラの設定と詳細
 モード   Aモード
 ISO感度   ISO100
 F値   F11
 シャッタースピード         ss1/200s
 焦点距離         24mm
3分の1構図を考えて空とススキの高原の様子を撮って見ました。画面中央には分厚く暗い雲が見えますが、太陽が雲の上にある様子が分かります。雲が薄くなっている場所から太陽の光が見えそうです。一本の木を見つけたのでアクセントにしてこの構図を選びました。
あしあと
あしあと

 

砥峰高原にはたくさんのススキがありますが、ススキしかない場所なのであと1つ何か被写体を見つけてみて下さい。

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アクセス方法

                         砥峰高原(とのみねこうげん)
住所〒679-3104  兵庫県神崎郡神河町川上801
定休日冬季は積雪のために通行止め
駐車料金ススキのシーズン中のみ有料 普通車 500円
駐車場は遅くなっても閉まってしまうことはないそうです!

感想

少しのススキは近くでもみる事が出来ますが、高原で壮大に咲き誇っているススキは迫力がありました。今までは「そこらへんでも見れるし!」と思っていたススキでしたが、これだけのススキを見てしまうとそこらへんのススキもただのススキではなくなってしまいました。「このススキも高原で見ると凄い事になるな!」と思うようになりました。ススキをこんなにじっくりと見たのは初めてかもしれない…。そんなススキを見惚れているといつの間にか夜になってしまっていました。

1番星が見えていました
ススキを撮影に夢中になっていたら夜になっていました。一番星が光っていました。

ISO100 F2.8 ss2s 24mm

2021年11月上旬  PM5:30頃の様子

気が付いたらこのような景色に変わっていました。この高原では日暮れが早いと砥峰高原の方が言われていましたが、本当にその通りでした。ただ、この場所は星の撮影にもおすすめらしく、この時間から三脚を持って高原に入っていく人もいました。一緒について行きたい気持ちを抑えつつ帰ることにしましたが、天気が良ければどうなっていたかは分かりません!

あしあと
あしあと

今度は夏に星を撮りに行く!

最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました。

コメント

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