カメラ初心者だった私がMモード撮影を成功させるために気をつけていた3つの設定方法とは?

Mモード設定参考画像。Mモードで三脚を使って街の夜景を撮影しました。シャッタースピードを遅くすることで色んな光を撮影する事が出来ました。カメラアイテム

カメラ初心者だった私がMモード撮影を成功させるために気をつけていたこと!

私がMモード撮影で気をつけていた3つの設定
  1. シャッタースピードの設定
  2. ISOの設定
  3. F値の設定
Mモード設定とは「ISO」「F値」「シャッタースピード」を全て自分で設定して撮影する機能です。

一眼レフカメラは設定が難しいですが、色んなモードや設定を覚えていくと本当にいろいろな写真が撮れて、カメラ撮影が本当に楽しい時間になってきます。

まず、Aモードに慣れてきたらMモード撮影に挑戦してみましょう!

あしあと
あしあと

特に夜間撮影はMモードで撮影が必須になります。

まずはカメラのモードを設定します。

愛用のSONYα7IIIで紹介します。

このMというのがMモードです
SONYα7IIIのモード設定参考画像

Mモードに合わせます

見えにくいですが白い線の所にダイヤルをMに合わせます
シャッター速度の設定です
SONYα7IIIのシャッタースピード設定画像

赤枠のダイヤルで調整します

赤枠にあるダイヤルを回して設定します
F値を決めましょう
SONYα7IIIのF値の設定方法画像

F値を決めていきます

このダイヤルを動かして設定したいF値にしましょう
ISOを設定します
SONYα7IIIのISOの設定方法画像

ISOの設定

ISOは明るさを確認しながら設定しましょう

設定①シャッタースピード

シャッタースピードの変化についてみて見ましょう。

この設定で固定してシャッタースピードだけを変えて比べて見ました。
  • ISO1000
  • F2.8
  • 焦点距離50mm
ss1/60sの時
シャッタースピードの比較ss1/60sの時

ss1/60sの時

シャッタースピード=1/焦点距離に合わせて撮った写真です
ss1sの時
シャッタースピードの説明画像ss1sの時

ss1sの時の様子

シャッタースピードが遅くなっているために光を取り込み過ぎて明るすぎて白飛び状態になってしまいました。
ss1/8000sの時
シャッタースピードの説明画像ss1/8000sの時

ss1/8000sの様子

シャッタースピードが速いために十分に光を取り込めないので暗くなってしまいました
設定は同じ条件にしてシャッタースピードだけを変えて撮って見ました。
  • ISO100
  • F18
  • 焦点距離60mm
ss20sの時
シャッタースピードの説明画像ss20sに設定して夜の工場夜景を撮って見ました。

ss20sの時の様子

シャッタースピードを遅くすることで光を取り込む時間が増え、明るく撮ることが出来ました。
ss1sの時
シャッタースピードの説明画像ss1sで工場夜景を撮って見ましたが、暗過ぎてしまいました。

ss1sの時の様子

シャッタースピード1秒では十分な光を取り込むことが出来ずに暗い写真になってしまいました。
設定が同じでもシャッタースピードを調節することによって明るさが違ってくることが分かります。

 

スポンサーリンク

設定②ISO

ISOとは明るさの調整やシャッタースピードの調整を行う事が出来ます。

この設定で固定してISOの設定だけを変えて比べて見ました。
  • F2.8
  • ss1/50s  
  • 焦点距離50mm
ISO100の時
ISO100の時の説明画像

ISO100で撮影した時

暗いですね
ISO500の時
ISO500の説明画像

ISO500で撮影した時

まだ暗いです
ISO1000の時
ISO1000の説明画像

ISO1000で撮影した時

この撮影場所は室内とあってようやく明るくなりました

  ISOの設定を変えて撮影してみました。違いをみて見ましょう。

ISO100の時
ISOの説明。ISO100で撮影すると明る過ぎました。

ISO100で撮影した時

明る過ぎました
ISO600の時
ISO600の説明画像。この設定にするとほぼ目で見たままの光景になりました。

ISO600で撮影した時

目で見たままの光景が撮影出来ました
明るく撮影したい時やちょっと暗く撮って見たい時や、シャッタースピードを手ブレしない設定まで上げたい時にこのISOの設定が必要になってきます。

設定③F値

F値の設定を変えることによってボケ感を活かして被写体を強調して見ましょう。また、このF値を使って光を副題として写真のアクセントにする事が出来ます。

ボケ感を使って被写体を強調してみる
F18の設定
F値の説明画像。F18で撮影すると紫陽花の花や背景にある紫陽花や木々も全体的にピントがあっています。

F18で撮影した時

全体的にピントがあっています
F2.8の設定
F値の説明画像。F2.8にすることで紫陽花にピントを合わして背景をぼかした撮影が出来ました。

F2.8で撮影した時

背景をぼかして手前の紫陽花にピントを合わせ紫陽花という被写体がはっきりとしました
F値を使って光を副題にしてみる(アクセントにしてみる)
F2.8の時
夜の橋をF2.8で撮影してみると橋だけの写真になってしまい、ちょっともの足りなさを感じます。

ISO5000 F2.8 ss1/60s 54mm

F22まで上げて撮って見ました

F22で撮ってみた写真は光に光条がでてアクセントになりました。

F値を変えてボケ感を出すだけではなく、光条を出して光をアクセントにする事が出来ます。副題に困ったらこのボケ感や光条を出して被写体を強調してみたり、副題として使ってみることをお勧めします。

日中にMモード設定で撮った写真とお勧め設定方法

三脚を使用せずに手持ちでひまわりを撮影した写真
天気の良い日にひまわりをMモード設定で撮って見ました。太陽の光に光条を出してひまわりの花びらの隙間からアクセントにして見ました。

手持ち撮影

設定
  • ISO160
  • F32
  • 1/160s
  • 焦点距離119mm
  • 手持ち撮影
大きなひまわりの花を主題にしてひまわりの下から見上げるようにしてダイナミックに撮って見ました。ひまわりだけでは物足りないので副題を探します。太陽が出ている時には太陽をアクセントにすると副題になります。
スポンサーリンク


夕暮れ時にMモード設定で撮った写真とお勧め設定方法

三脚を使用してMモード撮影した写真
Mモードで撮影した夕暮れ時の光景。天気の良い日に日が暮れ始めると空がオレンジ色に変わってきます。工場の光が少しずつ見え始めた頃の様子です。

三脚を使用して撮影

設定
  • ISO100
  • F22
  • ss10s
  • 焦点距離75mm
  • 三脚使用

夕暮れ時の撮影は(夜明け時)どんどんと明るさが変わっていきます。光景に合わせて設定もどんどん変わっていくので、三脚撮影をお勧めします。今回の夕暮れ時の撮影は段々と日が沈んで暗くなっていくので手持ちだとISOを上げていかないと、シャッタースピードと焦点距離が合わなくなって手ブレしてしまいます。画質を悪くしたくない時は三脚を使ってISOは固定して撮影しましょう。

夜間にMモード設定で撮った写真とお勧め設定方法

夜景を撮影するときは必ず三脚を使って撮影してください
Mモード設定参考画像。Mモードで三脚を使って街の夜景を撮影しました。シャッタースピードを遅くすることで色んな光を撮影する事が出来ました。

三脚を使用して撮影

設定
  • ISO200
  • F22
  • ss30s
  • 焦点距離75mm
  • 三脚撮影
三脚を使うとシャッタースピードを遅くすることが出来ます。この写真の設定はシャッターを30秒間開けたままの状態で撮影しています。街の明かりをたくさん取り込む事が出来ました。シャッターが30秒間も開いているために三脚は絶体に動かしてはいけません。ちょっとの振動もカメラに伝わらないように気をつけて撮影しましょう。
シャッターが開いている間にカメラを動かしてしまったらこのようになってしまいます。
シャッターが開いている時にカメラを動かすとこのように光の筋がたくさん写ってしまってブレてしまいます。

シャッターが開いている時にカメラを動かしてしまった時の失敗写真

 

Aモードに関する記事はこちら
一眼レフカメラ初心者が初めに覚えたいAモード設定の撮影方法とは?F値の設定とボケ感の表現方法教えます!
Aモード設定(絞り優先モード)がお勧めなわけ あしあと 一眼レフカメラを買ったばかりの初心者さんが最初に覚えてほしいのがAモード設定での撮影方法です。 Aモード設定はF値を変えるだけで後はカメラが自動で最適なISOとシャッタースピードを設定...

 

Mモード撮影に欠かせないアイテムとは?

シャッタースピードを遅い設定で撮影するのには必ず三脚が必要になってきます。

三脚を使うことで手ブレを防ぐことが出来ます。

三脚は…と思う人はこのようなミニ三脚もお勧めです。

きっと、三脚の必要が感じられた時、本格的に三脚デビューが始まると思います。

三脚撮影
Manfrotto mini三脚

Manfrotto mini三脚 今でも愛用している三脚です。

 

カーボン製の三脚
SLIKのカーボン製三脚

SLIKのカーボン製三脚

 

 

まとめ

初めて一眼レフカメラを持って撮影する時はAモード設定にして撮影して、写真を撮ることを楽しんで下さい。

しかしながら、撮影シーンによってはAモード撮影では難しくなってくる事があります。(手ブレや画質の悪さなど)

私はAモード設定でシャターがなかなか切れない設定になってしまっていて(ISOはマックスまで上がってしまっていて、ss30sになってしまっていて。)、カメラが壊れたのかと心配になってしまったことがありました。

大きな三脚を持って出掛けることにも抵抗があったために、ミニ三脚を持って出掛けるようになりました。

ただ、三脚がどんなアイテムが知ってみると、もっとしっかりとした三脚が必要になってきました。

レンズが小さく、軽量なものだとこのミニ三脚でも十分耐えられるのですが、レンズが大きくなればある程度しっかりとした三脚が必要になってきます。

Mモード設定は全て自分で設定するので、なぜか自分だけのオリジナル的な写真が撮れたような気分になり、設定を覚えるとMモード撮影は「写真撮った!」という感じになり、カメラ撮影が楽しくなってきます。

あしあと
あしあと

色んな設定を覚えてどんどんカメラ撮影を楽しみましょう。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました