兵庫県姫路市『網干なぎさ公園』は初心者が工場夜景の撮影練習に最適のスポット
一眼レフカメラを買ったのであれば夜景の中に神秘的に輝く工場の写真を撮りたくなりませんか?
業界用語では「工場夜景」と呼ばれる写真撮影の練習場所にぴったりなのが兵庫県姫路市にある『網干なぎさ公園』です。

網干なぎさ公園では以下のような写真を撮ることができます。

網干なぎさ公園工場夜景(カメラ設定ISO320 F18 ss30s 70mmで撮影)

網干なぎさ公園工場夜景(カメラ設定ISO640 F20 30ss 100mmで撮影)

網干なぎさ公園工場夜景(カメラ設定ISO250 F18 30s 70mmで撮影)
この場所には工場夜景をは正面から見る丘があります。その丘から見える光景写真。

エコパークあぼし環境センターが見えます

上記の写真は工場夜景撮影を練習し始めて約4ヶ月後に撮影したものです。
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工場夜景写真の撮影をするときに必要な道具とは?
網干なぎさ公園で工場夜景の写真を撮影するために欠かせない道具があります。
それは三脚です。
なぜなら、長秒露光撮影をするからです。

この為に三脚は必須になってきます。。

アルミ製三脚
工場夜景を撮影するときは必ず持参するようにしましょう。
カメラと三脚さえあれば、撮影が可能です。
また夜は公園内のライトや工場のライトだけでは暗くて危険なので、懐中電灯などは必ず持っていくようにして下さい。
夏は虫よけスプレー、冬は防寒着を忘れないようにしたほうがいいですね。
とくに冬場は海風が冷たくて指先が動かなくなることもありますので、防寒対策はしっかりとしておきましょう。
お勧め撮影場所
この公園には丘があったり、海の近くまで行くと水面にリフレクションさせて見たりといろんな場所から工場夜景を楽しむ事が出来ます。私のお勧めはこの地図のカメラアイコンにある2箇所です。
工場夜景写真の撮影例とカメラ設定値の詳細
夜景撮影ではMモード設定(ISO,F値、シャッタースピードを全て自分で決める事が出来ます)にして撮影することをお勧めします。
- AモードではISOが上がりすぎてしまい画質が悪くなってしまう
- シャッタースピードを調整して光を十分に取り込む事ができる
- F値を決めて光条を出しアクセントととして使うことができる

そのために必ず必要になってくるのが三脚になります。
- 水面に反射している工場を綺麗に撮影した写真
- 工場を見上げるようなアングルで撮影した写真
- 工場のライトを神秘的に見せる光条を強調した写真

それではそれぞれの写真の解説と撮影方法について詳しく解説していきます。
水面に反射している工場を綺麗に撮影する方法

それでは実際に撮影した写真をご覧ください。

工場と水面に写った工場の光を一緒に撮影しました。
この写真のように水面に反射した工場を綺麗に撮影するには、水面を滑らかに撮れる設定にする必要があります。
水面を滑らかにするためにはシャッタースピードの調節が必要で、今回は30sに設定しています。
さらにMモードでの長秒露光撮影をすることで水面に工場の光を写すことが出来ました。
また、工場の煙突から吹き上がる蒸気を個性的に表現する事が出来ました。
そのほかにも撮影場所が暗かったので、ISOを400まで上げ、工場からの光を神秘的に演出したかったので光条が出るようにF値を20sに設定しています。
使用したカメラ | SONYα7III |
設定モード | Mモード 長秒露光撮影をしたかったのでこのモードを選びました |
ISO | 400 場所が暗かったので400まで上げて見ました |
F値 | 20s 光に光条を出したかったのでこの設定にして見ました |
シャッタースピード | 30s 水面を滑らかに撮影したかったのでssは30sにしました |
焦点距離 | 28mm |
三脚 | あり |
工場を見上げるようなアングルで撮影する方法
工場の下にある海は入れずに工場だけを撮ってみました。
ダイナミックに写るように三脚は1番低くして、工場を見上げる様にカメラを構えてみるのがポイントです。
できるだけ地面に近い低い位置までカメラを下げて、工場を下から撮影するのがポイントになるので、以下の写真のような脚の短い三脚を持っていくと便利です。

Manfrotto mini三脚

さらにF値を上げて工場からのライトに光条を作って幻想的な雰囲気をアクセントにして見ました。

この工場の下にある海は入れずに工場だけを撮って見ました
設定モード | Mモード |
ISO | 320 |
F値 | 18 |
シャッタースピード | 30s |
焦点距離 | 24mm |
三脚 | あり |
工場のライトを神秘的に見せる光条を強調した写真を撮影する方法
工場の一部を切り取って撮影してみました。
カメラから工場をのぞきこむと、光(ライト)がたくさんあったので、F値を上げて光条をアクセントにして見ました。
F値を調整することで光条の撮影が可能になります。

光芒をたくさん出して、アクセントに使います
設定モード | Mモード |
ISO | 320 |
F値 | 18 |
シャッタースピード | 30s |
焦点距離 | 70mm |
三脚 | あり |
Aモード設定とMモード設定で工場夜景を撮影したときの違いとは?
撮影日 | 2020年9月 |
![]() Aモードで撮影していたので画質が悪く水面も滑らかになっていません | |
設定モード | Aモード |
ISO | 10,000 |
F値 | 2.8 |
シャッタースピード(ss) | 1/8s |
焦点距離 | 28mm |
三脚 | 手持ち |
改善点 |
|
撮影日 | 2021年1月頃 |
![]() 画質も悪くなく水面にも工場の光を反射させる事が出来ました | |
設定モード | Mモード |
ISO | 100 |
F値 | 13 |
シャッタースピード(ss) | 30s |
焦点距離 | 28mm |
三脚 | 三脚使用 |
改善した点 |
|

Aモード手持ち撮影の工場夜景撮影
設定モード | Aモード |
ISO | 10,000 |
F値 | 2.8 |
シャッタースピード(ss) | 1/10s |
焦点距離 | 28mm |
三脚 | なし |
改善点 |
|

Mモード設定にして撮影して見ました
設定モード | Mモード |
ISO | 320 |
F値 | 18 |
シャッタースピード(ss) | 30s |
焦点距離 | 24mm |
三脚 | あり |
改善した点 |
|
撮影の様子

撮影風景

ISO100 F22 ss10s 75mm
まとめ
私の初めての工場夜景撮影は(夜間撮影)網干なぎさ公園から始まりました。
夜間の撮影に関してはシャッタースピードを調整し、三脚を使用して撮影する必要性を知りました
この撮影の後からは、夜景撮影が楽しくなり、この場所にもよく出掛けました。

三脚撮影の必要性を知ることで三脚は必須アイテムとなりました。
Mモード設定というと初心者には難しく感じてしまいますが、何度か失敗する事で段々と慣れてきます。
今では、Mモードの方が自分らしい一枚が撮れそうな感じがしています。
Mモード設定を使いこなして自分にしか撮れない一枚を撮影して見て下さい。

夜間撮影はMモードを使って撮影して下さい。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。
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