【兵庫県・飛龍の滝撮影体験記】水流れを滑らかに見せる撮影の練習場所におすすめ!

飛龍の滝を斜め下からアップにして撮った一枚撮影スポット
飛龍の滝の一部をアップで撮った一枚

兵庫県・飛龍の滝で水の流れを滑らかに見せる撮影方法の練習をしてきました

2021年5月に兵庫県飛龍の滝に行ってきました。

訪れた目的は、流れる水の動きを滑らかに見せる撮影の練習をするためです。

今回はNDフィルター16を装着して撮影してみました。

※ここにフィルターを着用したカメラの写真を挿入

初めての滝撮影に挑戦したときの写真(兵庫県飛龍の滝)
飛龍の滝を斜め横から見た写真です。

飛龍の滝の一部を撮ってました

この写真のカメラ設定値と詳細
ISO感度ISO100
F値F20
シャッタースピードss0.6s
焦点距離28mm
使用NDフィルターND16装着
三脚の有無
この写真についての解説!

なるべく滝の傾斜が急な場所を見つけて撮影して見ました。

滝は水量が多いほど迫力がありますが、水量が多いと滝に近づくことが出来ません。

撮影時はもう少し水量が欲しい状況ではありましたが、滝を色んな角度から見れるメリットもありました。

滝撮影では長靴を用意して行く事が多いと思いますが、長靴なしでも滝を左右から見るために渡ることが出来ました。

撮りたい構図を決めて動き回る事が出来ました。

NDフィルターを装着させることによってシャッタースピードを遅くすることで、水の流れを滑らかに撮影する事が出来ました。

今回の撮影で使用した機材

撮影日2021年5月下旬
撮影場所兵庫県・飛龍の滝
使用機材SONYα7III
使用レンズTAMRON28-75mm F2.8
使用三脚 K&F KF-TA2324三脚
使用NDフィルターND16

NDフィルターはシャッタースピードを遅くするために使うレンズなので、手持ち撮影では必ずブレてしまいます。

なのでブレを防ぐ為に三脚は必ず必要になってきます。

可能であれば、レリーズを持っていくと便利かもしれませんが、なければセルフタイマー機能を使いましょう。

あしあと
あしあと

NDフィルターは、ND16とND1000を私は愛用してよく使っていますが、今回の滝撮影ではND16を使ってみました。

減光フィルターと言われるNDフィルター 

私が愛用しているND16とND1000

NDフィルターは減光フィルターとも言われますが、レンズに入ってくる光の量を減らす事が出来るフィルターのことです。

分かりやすくいうとサングラスのようなものです。

このNDフィルターを使うことによってシャッタースピードを遅くすることができます。

シャッタースピードを遅くすることで滝の流れを滑らかに撮影する事が出来ます。

この滝は結構暗かった為にND16を使って撮ってみました。

ND装着とNDなしの場合の違いを見てみましょう。
ND16装着時NDフィルターなし

ND16フィルター装着時は滝の水が滑らかになっています。

ND16装着

NDフィルターなしの時は滝の水が滑らかになっていません。

ND装着なし

撮影はこのような感じで行っていました。
NDフィルターを装着する時には必ず三脚が必要になってきます。しっかりと三脚が固定できる場所を探して三脚は使用しましょう。

しっかりと三脚を固定できる場所を探しましょう

三脚は足場がしっかりとした場所を選びましょう。

いつもは三脚にカメラをセットしてもストラップは首にかけています。

あしあと
あしあと

倒さないように十分気をつけましょう!

NDフィルターを使用して撮影して原不動滝の撮影に出かけた体験談を紹介している記事がありますのでそちらも併せてご覧ください。

NDフィルター1000を使って海面を滑らかにする撮影方法について解説した記事はこちら

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飛龍の滝の水を滑らかに見せる撮影の練習場所としてお勧めな5つの理由とは?

あしあと
あしあと

兵庫県飛龍の滝は一眼レフカメラ初心者が滝の撮影を練習するのにぴったりの場所です。

5つのお勧めポイント
  1. 駐車場から見えている場所にあるために山道を歩かなくてもいい
  2. 初めてでも迷わずに到着できる
  3. 人が多くないのでゆっくりと撮影することが出来る
  4. 滝の真下から見ることが出来る(水量が少ない時)
  5. 滝のそばまで近づいたり多彩なアングルから撮影することができる

兵庫県佐用町にはたくさんの滝がありますが、飛龍の滝は山道や獣道を歩く事もなく、ドライブがてらに行く事が出来る滝になります。

アクセスしやすい場所にあるために、カメラ初心者にはお勧め滝スポットとしてお勧めしたいと思います。

あしあと
あしあと

 

私の初めての滝撮影はこの飛龍の滝でした。

お勧めしたい理由①駐車場から見えている場所にあるために山道を歩かなくてもいい

駐車場から奥に滝が見えています。
車から降りると滝の案内看板が2つあり、奥には小さな滝が見えていました。

看板の奥に滝が見えていました

滝撮影と聞くと重たい機材を抱えて山道を時間を登って行くというイメージがありますが、この飛龍の滝は駐車場から滝の入り口が見えています。

方向音痴な人でも迷う事はありません。

石段を登って行くと滝なので駐車場から約10分ほどで滝に到着します。

普通は滝撮影というと長靴を履いて山道を進んで行ったり、水の中を進んで行ったりとかなり大変な道のりになりますが、そのような事がない分、滝撮影に時間をゆっくりと使って練習することが出来るのが魅力の一つです。

お勧めしたい理由②初めてでも迷わずに到着できる

あしあと
あしあと

「滝」といえば山の中を思い浮かべると思います…私もそうでした。

もちろん道も舗装はされていない様な獣道を行く様な…。

この飛龍の滝は駐車場までアスファルトで舗装された道なので不安になることはありませんでした。

カーナビ通りに進めば途中で看板も見えてきます。

飛龍の滝の案内看板。カーナビの途中で大丈夫か心配になってきたら看板が見えました。

案内の看板がちゃんと出ていました。

お勧めしたい理由③人が多くないのでゆっくりと撮影することが出来る

飛龍の滝は多くのカメラ愛好家たちで混雑しているというようなスポットではありません。

そのため、人が写り込まないように気を配る必要もありませんし、他のカメラマンに配慮しなくてはいけないような煩わしさはありません。

一般の観光客もそれほど多くないので自分の好きな構図で思いっきり撮影を楽しむことができます。

滝の水が流れてくる場所を探して見ました
なるべく滝の真正面から撮って見ました。近くまで寄れる為に迫力が出ます。

滝の水がどこから流れているのか見たくて構図を決めました

この写真の解説

滝の水がどこから流れているのかを構図として入れて見たくて構図を探しました。

この場所について1時間くらいは誰もいなかった為に、滝を右から左からといろんな角度から見ることが出来ました。

ゆっくりと構図探しをして、滝から2~3mほどの距離で下から滝を見上げるこの構図を選んで撮影して見ました。

1時間に1組ぐらいの割合で訪れる人はいましたが10分程で帰って行きました。

この写真のカメラ設定値と詳細
ISO感度ISO100
F値F20
シャッタースピードss5s
焦点距離28mm
使用NDフィルターND16装着
三脚の有無

お勧めしたい理由④滝の真下から見る事が出来る(水量が少ない時)

飛龍の滝は水量がよほど多いときでなければ、滝に近距離まで近づくことができます。

私が訪れたときは、手が伸ばせるほどまで近づくことができました。

また、滝の真下から滝を見上げる構図での撮影も可能です。

飛龍の滝の真正面から見上げる構図で撮影してみました。
滝をど真ん中にして撮ってみました。画角いっぱいにして迫力感を出してみました。

滝のど真ん中から撮影してみました

この写真の解説

滝の真正面に立って撮影して見ました。

水量が少ない分、迫力ある構図を探して見た結果、真正面がいちばん迫力がありました。

水量が多い滝だとこのように真正面に立つ事はちょっと怖い感じがすると思いましたが、初めての滝撮影ではこの場所でよかったと思える場所でした。

ただ、NDフィルターを付けているので、もう少しシャッタースピードを遅くして、水の流れを糸の様に表現出来たと思います。

この写真のカメラ設定値と詳細
ISO感度ISO100
F値F20
シャッタースピードss0.2s
焦点距離28mm
使用NDフィルターND16装着
三脚の有無

お勧めしたい理由⑤滝のそばまで近づいたり多彩なアングルから撮影することができる

飛龍の滝がカメラ初心者の練習ポイントに向いている理由
  • 観光客やカメラマンが少ない(平日に行きましょう)
  • 車で出掛けるにはアクセスしやすい
  • 水量が少ないために滝のそばまで寄れる(大雨の後は避けましょう)
  • NDフィルターの面白さが分かる
色んな角度や距離感での滝の撮影ができる
滝の1番上を撮影してみました。ここから水が流れてきています。緑に囲まれた場所から水が落ちてくる様に感じました。

滝から水が流れてくる場所を狙って撮影して見ました。

この写真の解説

滝から流れてくる場所が1番水量が多いので、この場所をND16を装着しているので撮って見ました。

焦点距離もちょっと離れていますが、三脚を使って撮影しているのでブレることはありません。

ただ、周りの葉っぱは風で揺れるのでブレは仕方がありませんが、構図の真ん中くらいにメインである滝の始まりを入れて目線をそちらに持っていこうと考えました。

この写真のカメラ設定値と詳細
ISO感度ISO100
F値F20
シャッタースピードss5s
焦点距離60mm
使用NDフィルターND16装着
三脚の有無
あしあと
あしあと

滝撮影は本当に初めて行きましたが楽しかったです!

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飛龍の滝の基本情報とアクセス方法

兵庫県・飛龍の滝
住所〒679-5651兵庫県佐用郡佐用町櫛田
交通機関車:作用ICから約30分
電車:久崎駅から徒歩40分
飛龍の滝周辺の地図はこちら

地図の住所では「兵庫県佐用郡佐用町櫛田」とまでしか記載がなかったためにカーナビではこの住所までしか検索出来ずに心配でした。

とりあえず行ける所まで行ってみようと車を走らせ目的地である「兵庫県佐用郡佐用町櫛田」まで到着しました。

そろそろ目的地付近に到着する場所になった頃きちんと看板が立っていました。

そろそろカーナビの案内も終了するかと心配になってきた頃、看板が出ていました。カーナビと看板を頼りに進んでいきます。

案内の看板がちゃんと出ていました。

カーナビの案内と看板に頼って進んで行きます。
案内の看板がちゃんと出ていました。

カーナビもきちんと案内してくれ、看板も出ているので安心でした。

あと1.6Kmの所まで来ましたが、滝らしき姿は見えなかったのでちょっと心配でした。
段々と山奥に進んで行くので心配になりましたが道路はきちんと舗装されていました。

段々と山奥に進んで行くので心配になりましたが道路はきちんと舗装されていました。

段々と山の中に入っていくために心配になって来ましたが、携帯の電波はちゃんと立っていました。
先程の道を進むと行き止まりになりました。カーナビは目的地に到着と言っていました。行き止まりである所が飛龍の滝の駐車場となっていました。

行き止まりが到着地点の飛龍の滝の駐車場でした。

カーナビが「目的地に到着しました」と案内音声が流れ、行き止まりになった所が駐車場でした。
車から降りると滝の案内看板が2つあり、奥には小さな滝が見えていました。

看板の奥に滝が見えていました

車を降りてすぐ飛龍の滝の看板があり、奥には滝がちらっと見えていました。
飛龍の滝の説明看板がありました。

本当にこのような滝が見えるのでしょうか?

看板のような滝が本当に見れるのかちょっとドキドキしました。
大河ドラマでも使われた滝らしいです

大河ドラマでも使われた滝らしいです

大河ドラマ「軍師官兵衛」のオープニングタイトルバックにも使われた(CG加工)滝だそうです。知らなかった…。
看板の奥に見えた滝に近づいて行きます。滝を流れる大きな音が奥から聞こえてきます。

この小さな滝に沿って階段が見えます。

大きな水音が奥から聞こえてきます。この滝に沿って進んで行きます。
滝までの案内看板に沿って進んで行きます。結構、急な階段でした。

階段はここだけなのですが看板がありました

階段は結構急なので滑らないように慎重に登って行きます。
階段の横を滝が見えます。転ばないように、滝も見たいのでゆっくりと進んで行きます

階段の横を滝が見えます。転ばないように、滝も見たいのでゆっくりと進んで行きます

滝に沿って階段を進んで行きます。段々と水の音が大きくなって行くのが分かります。
階段の横を小さな滝が流れています

水の音がどんどんと大きくなって響いています

階段横の滝の様子
滝の真正面に辿り着きました。水量が少ないとも思いましたが、間近で見る滝は迫力がありました。

階段を進んで行くと滝の真正面に辿り着きます。

滝の真正面に着きました。駐車場から10分かかりませんでした。
この日は水量が少なかったので、滝の下まで行く事が出来ました

真下から見上げる事が出来るとは思っても見ませんでした

水量が少ないとは言え、滝を見上げる事が出来るので感動しました。

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まとめ

撮影をしていた約2時間くらいの間、2〜3組の観光客がこの滝を訪れていました。

滞在時間は約10分くらいでしたが、みんな歓声を上げてみていました。

この日は水量が少なかったので、初心者でも安全に滝を撮影する事ができました。

そろそろ帰ろうと思っていた時にこの滝をよく知る1人の老人に出会いました。

挨拶をすると気さくに話をしてくれました。

約50年前からこの滝をよく知り、この滝でよく遊んでいたと懐かしそうに話してくれました。

撮影の間気になっていた「滝の水はどこから流れてくるのか?」尋ねてみたところ、この滝の水源は小さな湖が2つあり、そこからの水が滝に流れ出しているそうです。

50年前の昔、この滝よりその2つの湖で遊びに行くことの方が楽しかったと話されました。

「もう50年も前のことやけど、あの頃は山を登ってこの滝の上にある小さな湖に行くんが面白かったんや!小さい湖が二つあってな。今はもう湖に繋がる道も無くなってもとんねんけどなぁ…。湖は今、どうなっとんやろうか…。」と、滝を眺めながら嬉しそうに笑いながら話してくれました。

パッと見ると荒れた岩が多く木々が立ち並んでいる山のようにしか見えませんが、昔はこの場所には山道があり、滝の上に上がれる道があったそうです。

昔は、このあたりに滝の上にある湖に続く道があったそうです。

昔はイノシシもいたそうですが、今はいなくなっているそうです。熊も出るとネットで見たことを話し、尋ねて見ると大笑いされ「熊は見たことがない!」と言われました。

時々、カメラをもった人が2〜3時間写真を撮っているらしくその様子を見ているらしいです。

アドバイスとして、普段から水量は多くはないらしいのですが、大雨の後などは、水嵩がまして危ないと聞きました。梅雨の時期や大雨の後は危ないと教えて頂きました。

「こんな滝でよかったらまたいつでもおいで!」と手を振って見送ってくれました。

色んな場所で色んな物語があるんだと思うとちょっと不思議な、暖かい気持ちになりました。

あしあと
あしあと

カメラ初心者は必ず一度は滝撮影は行きたくなると思いますよ!

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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