【網干なぎさ公園工場夜景撮影体験記】カメラ初心者でも工場夜景を綺麗に撮れるお勧め撮影方法!

姫路あぼし工場夜景撮影スポット

兵庫県姫路市『網干なぎさ公園』は初心者が工場夜景の撮影練習に最適のスポット

一眼レフカメラを買ったのであれば夜景の中に神秘的に輝く工場の写真を撮りたくなりませんか?

業界用語では「工場夜景」と呼ばれる写真撮影の練習場所にぴったりなのが兵庫県姫路市にある『網干なぎさ公園』です。

あしあと
あしあと

網干なぎさ公園では以下のような写真を撮ることができます。

丘の上から工場は真正面から見ることが出来ます。
網干工場夜景の一部を切り取った写真。風が吹いて工場の煙突から出る煙を撮ることが出来ました。

網干なぎさ公園工場夜景(カメラ設定ISO320 F18 ss30s 70mmで撮影)

丘の上からは日本媒体工場も見る事が出来ます。
丘の上から見える日本媒体工場の工場夜景。

網干なぎさ公園工場夜景(カメラ設定ISO640 F20 30ss 100mmで撮影)

ちょっと離れた場所からこの工場夜景夜景の様子を見て見ました。
この工場夜景をちょっと離れた場所から見た景色です。色んな場所に橋が掛かっているために色んな場所からこの工場夜景を見る事が出来ます。

網干なぎさ公園工場夜景(カメラ設定ISO250 F18 30s 70mmで撮影)

この場所には工場夜景をは正面から見る丘があります。その丘から見える光景写真。

丘の上から見下ろした光景。階段を降りると大きな木が一本見えます。木の向こう側にはヨットがたくさんあり、網干環境美化センターの灯りが見えます。

エコパークあぼし環境センターが見えます

あしあと
あしあと

上記の写真は工場夜景撮影を練習し始めて約4ヶ月後に撮影したものです。

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工場夜景写真の撮影をするときに必要な道具とは?

網干なぎさ公園で工場夜景の写真を撮影するために欠かせない道具があります。

それは三脚です。

なぜなら、長秒露光撮影をするからです。

長秒露光撮影はシャッタースピードを遅くしてシャッターが開いている状態が長くなってしまいます。シャッターが開いている間にカメラを動かしてはブレの原因になってしまいます。
あしあと
あしあと

この為に三脚は必須になってきます。。

アルミ製三脚参考画像

アルミ製三脚

工場夜景を撮影するときは必ず持参するようにしましょう。

カメラと三脚さえあれば、撮影が可能です。

また夜は公園内のライトや工場のライトだけでは暗くて危険なので、懐中電灯などは必ず持っていくようにして下さい。

夏は虫よけスプレー、冬は防寒着を忘れないようにしたほうがいいですね。

とくに冬場は海風が冷たくて指先が動かなくなることもありますので、防寒対策はしっかりとしておきましょう。

お勧め撮影場所

この公園には丘があったり、海の近くまで行くと水面にリフレクションさせて見たりといろんな場所から工場夜景を楽しむ事が出来ます。私のお勧めはこの地図のカメラアイコンにある2箇所です。

工場夜景写真の撮影例とカメラ設定値の詳細

夜景撮影ではMモード設定(ISO,F値、シャッタースピードを全て自分で決める事が出来ます)にして撮影することをお勧めします。

AモードではなくMモードがお勧めな理由
  • AモードではISOが上がりすぎてしまい画質が悪くなってしまう
  • シャッタースピードを調整して光を十分に取り込む事ができる
  • F値を決めて光条を出しアクセントととして使うことができる
あしあと
あしあと

そのために必ず必要になってくるのが三脚になります。

ここでは3枚の写真をご紹介します。
  1. 水面に反射している工場を綺麗に撮影した写真
  2. 工場を見上げるようなアングルで撮影した写真
  3. 工場のライトを神秘的に見せる光条を強調した写真
あしあと
あしあと

それではそれぞれの写真の解説と撮影方法について詳しく解説していきます。

水面に反射している工場を綺麗に撮影する方法

あしあと
あしあと

それでは実際に撮影した写真をご覧ください。

姫路・網干工場夜景写真。よく雑誌などで見かける光景写真。水面に反射する工場の光を約4ヶ月後にリトライして撮影する事が出来た一枚です。

工場と水面に写った工場の光を一緒に撮影しました。

関西の工場夜景紹介などでは良く見かける光景の写真ですよね。

この写真のように水面に反射した工場を綺麗に撮影するには、水面を滑らかに撮れる設定にする必要があります。

水面を滑らかにするためにはシャッタースピードの調節が必要で、今回は30sに設定しています。

さらにMモードでの長秒露光撮影をすることで水面に工場の光を写すことが出来ました。

また、工場の煙突から吹き上がる蒸気を個性的に表現する事が出来ました。

そのほかにも撮影場所が暗かったので、ISOを400まで上げ、工場からの光を神秘的に演出したかったので光条が出るようにF値を20sに設定しています。

使用したカメラSONYα7III
設定モードMモード
長秒露光撮影をしたかったのでこのモードを選びました
ISO400
場所が暗かったので400まで上げて見ました
F値20s
光に光条を出したかったのでこの設定にして見ました
シャッタースピード30s
水面を滑らかに撮影したかったのでssは30sにしました
焦点距離28mm
三脚あり
なるべく自分の写したい構図が見つかるまで歩き回って場所を探します。三分の1構図にして下半分に水面を入れて工場の光を反射させて見ました。長秒露光撮影には必ず三脚を使います。設定はISO、F値、シャッタースピードも自分で考えた設定にしたかったのでMモード撮影で行いました。

工場を見上げるようなアングルで撮影する方法

工場の下にある海は入れずに工場だけを撮ってみました。

ダイナミックに写るように三脚は1番低くして、工場を見上げる様にカメラを構えてみるのがポイントです。

できるだけ地面に近い低い位置までカメラを下げて、工場を下から撮影するのがポイントになるので、以下の写真のような脚の短い三脚を持っていくと便利です。

Manfrotto mini三脚

Manfrotto mini三脚

あしあと
あしあと

さらにF値を上げて工場からのライトに光条を作って幻想的な雰囲気をアクセントにして見ました。

あぼし工場夜景写真。工場の下には海があるのですが、工場だけを撮影して見ました。

この工場の下にある海は入れずに工場だけを撮って見ました

設定モードMモード
ISO320
F値18
シャッタースピード30s
焦点距離24mm
三脚あり

工場のライトを神秘的に見せる光条を強調した写真を撮影する方法

工場の一部を切り取って撮影してみました。

カメラから工場をのぞきこむと、光(ライト)がたくさんあったので、F値を上げて光条をアクセントにして見ました。

F値を調整することで光条の撮影が可能になります。

工場の一部を切り取って見ました。

光芒をたくさん出して、アクセントに使います

設定モードMモード
ISO320
F値18
シャッタースピード30s
焦点距離70mm
三脚あり
工場夜景や夜景撮影では長時間露光撮影を行って光に光条を出してアクセントにする事が出来ます。この長時間露光撮影をする時に必ず必要になってくるのが三脚です。
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Aモード設定とMモード設定で工場夜景を撮影したときの違いとは?

下の写真は私が初心者だった頃にAモード設定で工場夜景を撮影した写真です。
撮影日2020年9月

カメラを初めて初めて撮った工場夜景。なんでもAモード設定で撮っていたのでISOが上がりすぎてしまい画質が悪く、工場の光を水面に反射させて撮ったのですが、水面が滑らかになっていなくて反射どころではありません。そんな一枚になっています。

Aモードで撮影していたので画質が悪く水面も滑らかになっていません

設定モードAモード
ISO10,000
F値2.8
シャッタースピード(ss)1/8s
焦点距離28mm
三脚手持ち
   改善点
  • 画質を良くしたい→ISOを下げる
  • 水面に工場の光を反射(リフレクション)させたかった→シャッタースピードを遅くする
  • シャッタースピードを遅くするために三脚を使う
  • 工場の煙を滑らかにしたい→シャッタースピードを遅くする
  • 被写体が切れている→位置を確認する
この時は三脚は持っていたのですが、三脚がなぜ必要か?が分からず、シャッターを切っても時間が掛かっている事から、途中で三脚からカメラを外して手持ちで撮影していました。なんでもAモード設定で撮れば間違いないと思っていました。
Mモードで撮影した写真
撮影日2021年1月頃

初めての工場夜景撮影から約4ヶ月後、何度も近くの夜景撮影に練習をしてリベンジしに来ました。三脚を使いこなし、Mモード設定をする事で画質も良くなり、水面にも工場の光をリフレクションさせることが出来ました。

画質も悪くなく水面にも工場の光を反射させる事が出来ました

設定モードMモード
ISO100
F値13
シャッタースピード(ss)30s
焦点距離28mm
三脚三脚使用
改善した点
  • Mモード撮影
  • ISOを下げて画質優先にした
  • F値を絞って光の量を調整した
  • 三脚を使うことでssを遅くさせ、海の水面を滑らかにして光を反射させ、煙突の煙も撮影する事ができた
  • 被写体が入る位置を探した
三脚を使用することでシャッタースピードを遅くし、滑らかな写真を撮る事が出来ました。手持ちではシャッタースピードが遅くなってしまうと手ブレしてしまいます。手ブレしないシャッタースピードはシャッタースピード=焦点距離と覚えておきましょう。
Aモード設定で撮影した写真
Aモード撮影で工場だけを撮影した写真ですが、手持ち撮影のためにISO10000と画質が悪くなってしまっています。

Aモード手持ち撮影の工場夜景撮影

設定モードAモード
ISO10,000
 F値2.8
シャッタースピード(ss)1/10s
焦点距離28mm
三脚なし
改善点
  • 全ての設定を自分で決めるためにMモード設定にする
  • ISOは画質を考えて下げれるところまで下げる
  • シャッタースピードを下げるために三脚を使用し、手ブレを抑える
ISOを下げるとシャッタースピードが手ブレしてしまうほどの遅さになってしまいます。そのために三脚を使用して手ブレを防ぎます。夜間撮影では三脚は必須アイテムです。
Mモードで撮影した写真
MモードにしてISO,F値、シャッタースピードを自分で決めて工場だけを撮って見ました。工場から上がる煙も滑らかになりました。

Mモード設定にして撮影して見ました

設定モードMモード
ISO320
F値18
シャッタースピード(ss)30s
焦点距離24mm
三脚あり
改善した点
  • ISO,F値、シャッタースピードを全て自分で設定するためにMモードで撮影してみた
  • ISOが画質優先にして下げれるところまで下げてみた
  • ISOを下げるとシャッタースピードが遅くなるために三脚を使ってみた
  • シャッタースピードが遅くなるとシャッターが開いている時間が長いので(この場合は30秒間シャッターが開いている)、この間は絶体にカメラを動かしてはいけない
初めて長秒露光撮影をした時はなかなかシャッターが切れずカメラが壊れたのかと思いました。これはカメラが壊れたのではなく、シャッターが開いている時間が長いのです。例えばシャッタースピードを30秒間に設定するとシャッターを切ってから30秒間シャッターが開きっぱなしの状態になっています。この30秒間の間にカメラが光を取り込んでいる状態なのです。

撮影の様子

このような感じで撮影しています。
工場夜景を一眼レフカメラで長秒露光撮影している光景

撮影風景

この場所はとても暗いので懐中電灯やスマホなどの灯りが必要です。隣の水面には魚が跳ねています。ドボンドボンと暗闇の海の中、不気味な音を立てているのでびっくりします。機材など落とさないで下さい。
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姫路網干なぎさ公園までのアクセス

網干なぎさ公園
住所〒671-1234
兵庫県姫路市網干区新在家246-2
駐車場無料

駐車場付近に出ている看板
網干なぎさ公園の駐車場看板。広くはありませんが、無料で駐車することが出来ます。

網干なぎさ公園の案内看板

夕暮れ時の様子はとてもきれいな光景が見ることが出来ます
丘の上から夕暮れ時の様子も見る事が出来ます。夕日が水面に反射して、工場の灯りが色付き初めて夜景が待ち遠しくなってくる光景です。

ISO100 F22 ss10s 75mm

まとめ

私の初めての工場夜景撮影は(夜間撮影)網干なぎさ公園から始まりました。

夜間の撮影に関してはシャッタースピードを調整し、三脚を使用して撮影する必要性を知りました

この撮影の後からは、夜景撮影が楽しくなり、この場所にもよく出掛けました。

あしあと
あしあと

三脚撮影の必要性を知ることで三脚は必須アイテムとなりました。

Mモード設定というと初心者には難しく感じてしまいますが、何度か失敗する事で段々と慣れてきます。

今では、Mモードの方が自分らしい一枚が撮れそうな感じがしています。

Mモード設定を使いこなして自分にしか撮れない一枚を撮影して見て下さい。

あしあと
あしあと

夜間撮影はMモードを使って撮影して下さい。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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